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第29話何事も基礎が大事

 

「295…296…297…298…299…300」


「ふぅ、やっと終わったな」


 それにしても、いきなり刀を作るのかと思ってたら。



 昨日の夜


「え? 明日じゃないよ?」


「じゃあ、いつ刀を作るんだ?」


「いや、今の君じゃあブレスで消し飛ぶよ?」


 ブレスで消し飛ぶってことは、まさか!?


「おい、それってまさか……」


「うん! 安心して氷竜だから! 少し訓練したら君のステータスなら、死ぬことはないよ。だって君のステータスもなかなかおかしいからね」


「どういうことだよ?」


「君剣や斧とかの、一部の武器の扱いが妙に上手いんだよね〜なんかそういうスキルでもあるのかな?」


「なんで、そう思うんだよ」


「だって扱いは上手いんだけど基礎が出来てないからね、剣を扱う時の動作とかね」


「まぁ、別にそれはいいだろ」


「う〜ん、教えてくれないかぁ、まだ信用されてないのかな?」


「まぁ、いつか教えてくれたらいいよ。じゃ、刀作るために明日の朝から刀の素振りとりあえず300回ね? 素振りの基本動作は教えるから」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ハァ、300回だけならいけるかって思ってたら、基本動作1つにつき300回とはな。


 基本動作はとりあえず教えられたのは5種類だったな。


 でも、意外と精神的に疲れたな。

 体力的には俺には自己回復スキルがあるから大丈夫だけど、精神は別ってことか。


「お疲れ様、お弟子君刀の感じを少しは理解出来たかな?」


「なぁ、そのお弟子君ってのやめてくれよ」


「いーや、お弟子君が私のことをムラサメって呼んでくれるまでこのまま」


「チッ、うぜぇな」


「ちょっと!? 今舌打ちしたよね! かなり傷つくからね!?」


「お前なら竜のブレス食らっても傷つかないだろ、だから大丈夫だ」


「そこは、否定しないけど。精神的にキツイよー」


 否定しないのかよ、コイツまじで化け物だな。


「そんなことは、どうでもいいから。これから俺はどうしたらいい?」


「どうでもって……。そうだね、君には私が考えた訓練メニューを一ヶ月はしてもらおうかな」


 なんだろ、筋力アップのための筋トレとかか?

 スキルで怪力あるのにいるのか?




 ……数時間前は思ってました。


「ハイ、お弟子君下半身に力を入れて盾を持って! じゃないと死ぬよ!」


「ガキィーン!!」


 ムラサメが思いっきり振りかぶったハンマーがアユムの持っている半径50センチくらいの大盾にヒットし火花を散らした!


「痛いわ! これなんの訓練だよ! てか、マジで死ぬわ」


 くそ、いきなり盾持たされていきなり攻撃って何の罰ゲームだよ。


「てか、盾ヒビ入ってね?」


「お弟子君これは、下半身の力を上手く使うための訓練だよ! それに君は盾も使えるしね! 刀は力で切るのではなく、上手く力を使い切り裂くの」


「とういうことで、もう一回いくよー!」


 ちょ、マジで死ぬ!


 アユムはとっさに盾ごと上体をそらし、ムラサメの攻撃を受け流した。

 アユムは盾に魔法でこっそり滑りが良くなる水をかけていた。


 フッ、前に遊んでたらレベルマックスの魔法はできることが多いことに気づいたんだよ。


「むー! お弟子君ズルイ! 何今の魔法」


「水魔法だけど?」


「あんな魔法知らないよー!」


「まぁレベル最大だしな」


 ほかに使える人もいるだろ、世の中には。


 本には魔王とかはレベル最大って書いてあったしな。


「え!? レベル最大なの!? ほんとに?」


「あ、なんかおかしいか?」


「おかしいよ!!」


「そうか? それよりお前の頭の方がおかしいわ! 人を殺そうとしやがって」


「テヘッ? 怒ってる? これも愛よ!」


「こんな重たい愛いらんわ! 」


「わかった、しっかり考えるから待って! 少し家を留守にするからその間よろしくね! 好きに使っていいけど、素振りはしなさいよ!」


 え、いきなり置いていかれたけど要するにここで少しの間一人、俺より強いのきたら死ぬ。


 ハハッ、マジかよ。


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