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第18話勇者との戦闘

 

 ふぅーー、相手は魔法使い5人。恐らく得意な魔法があるはず、だけど俺は基本属性のLvはMaxだから基本属性どうしの勝負なら負けない。


 迅に大輝は任せて俺は自分の勝負に集中する。

「お前らで、色々試させてもらうぞ! 」


「色々ってキモくない〜」


 あ?


「本当見た目もキモいのにね〜」


 ……。


「大輝くんを見習ってほしいよね〜」


 ほー、あいつを見習ってお前らをダンジョンにぶち込めばいいのか?


「キモオタより迅くんの方がいいよね〜」

「分かる〜迅くん怖いけどかっこいいもんね〜」


 ……。何の魔法使おうかな〜5人中2人は話に参加してないみたいだけどな。まぁ俺のことをボロクソに言ってる奴以外は男と大人しめな女の子だからな、あの2人は手加減してやるか。


 よし、やるか。


「チェインロック」


 淡々と唱えた拘束魔法で、三人の女子を拘束する。


「何すんのよこのキモオタ! 」

「離しなさいよ!」

「最低! 女の子にこんなことしていいと思ってんの?」


 女の子何の冗談だ?


「ハハッ、お前らみたいなのが女の子冗談だろ?」


「お前らみたいな性格ブスが偉そうに人のことを評価してんじゃねぇよ」


「ふぁ、ファイアーボール! 」


「熱っ!」


 何だ?ファイアーボール?こんな初級魔法を誰が。


「さ、3人を離して!」


 あー、大人しいと思ってた女の子か、どうせこの三人の忠実なワンちゃんってとこだろ。


 正義の味方みたいなことしやがって、俺はこう言う偽善者が一番嫌いなんだよ。


「うるさいんだよ、ようするに俺が悪口言われるのはいいがこいつらが痛めつけられるのは見てられない、助けなくちゃとでも思ったんだろ」


「だ、だって……。あなたは女の子に乱暴するひどい人だし」


「お前は俺が何の理由もなく女子に暴力を振るったのを見たのか? 」


「そ、それは見てないけど、みんなが言っているのを聞いて」


「だろうな、お前はただ他の奴らに流されているだけだ。自分で確かめてもないのに人を悪者扱いしてんじゃねぇよ」


「うっ、ヒッグヒッグ」


「チッ、こんくらいで泣くなや」


「おい、お前! 何俺の彼女を流してんだよ」


 うわぁ、めんどくさ。なんで、男の方がこいつの彼氏なんだよ。どんな奇跡だ。


「ファイアーランス」


「な!? 防御結界!」


「チッ、死ねや」


「人が話しているのに攻撃するなんて、頭おかしいんじゃないか?」


「お前ら5人よりマシだ、とりあえずチェインロック」


「キャッ! なに!?」


「クソッ、離せ!」


 うるさいなぁ、どうしたらこいつら後悔させれるかな?


「ウィンドカッター」


「「「「キャー!」」」」


「おい! 何をした」


「見れば分かるよ」


「パラパラ」


「ただ、アイツらの服を粉々にしただけだ」


「み、見ないで」


「テメェ、ふざけるなよ!」


「お前の彼女けっこう胸でかいんだな〜」


  「お前まさか!」


「心配するな、お前らなんかに興味はねぇよ」


 ハァ、これからがいいとこなのにな。何してんだよ迅もう少し耐えろよ。


「歩! ついに本性を現したな!」


「黙ってろ、偽善者」


「この僕がお前に天罰を与える!」


「いや、無視するなよ」


「聖剣よ、僕に力を」


「うわぁーないわ、お前の方がよっぽどやばいぞ」


「エクスカリバー!」


 あぁーあ、本当自分が主人公って感じだな。


「サイクロン、炎の大蛇(ファイアースネーク)


「な!? 僕のエクスカリバーが押されてる!?」


 俺は同時に何個も魔法が使えるんだよ。


「くたばれ偽善者、闇の大蛇(ダークスネーク)


「この僕がっ!?」


 固有魔法(エクスカリバー)を放った反動で動きが止まった大輝に向かって、歩はトドメをさすために闇の上級魔法を放った。


 それを、直接くらった大輝は体に大小さまざまな傷を刻み込みその場に倒れこんだ。


 ふん、案外弱かったな。 でも、かなりレベルの差があるはずなのに上位魔法を3発も使わないといけないってことは、やはり勇者専用のスキルなだけはあるのか。


 まぁ、いずれにせよ終わったな……。

 さて、どう「おい! お前らこれはどういうことだ!」


 ヤバ、戦闘が激しすぎたか。そりゃ、バレるよな。


「どういうことだ? 歩くんだったかな少し来てもらおうか」


 あー、めんどくさいことになりそうだな。


 ◆


「歩くん、急に連れてきてすまなかったな。国王様がお呼びだ国王様の部屋に向かいなさい」


 国王が?俺に何の用だ。




「コンコンコン」


「歩です」


 豪華な扉をノックすると、少し前に聞いたのと同じ低くて威圧感のある声が返ってきた。


「入りなさい」


「失礼します、なぜ呼ばれたのですか?」


「楽に話してくれてよいぞ、君は心の中ではそんな話し方ではないだろう」


「分かった、それで俺を呼び出したのはどういうことだ?」


「あぁ、君火魔法と闇魔法にしか適性がなかったはずなんだけど。基本属性全て使えるよね。何か秘密があるのかな?」


「教えるわけないだろ、てかなんで俺が使える魔法知ってんだよ。後、話し方アンタまでなんで変わってんだよ」


「いつもは、威厳があるように話してるんだよ。訓練場の様子はこの水晶で見てたんだよ」


「チッ、そんなんがあるのか。それにしても話し方おかしいだろおっさんのくせに」


「失礼だなぁ〜まだ20代だよ、さっきも言っただろう威厳があるように見せてるって」


「スキルか」


「正解! 偉いね〜」


「砕くぞ? それで、魔法のことだけじゃないだろ」


「あー、そうだね。君の強くなった秘訣も知りたいけど君クラスメイトに嫌われてるでしょー?」


 腹立つなこいつ。


「あぁ、嫌われてるよ。それがどうした?」


「生活しにくそうだし、城から出て行くかい?」


「は? 出て行っていいのか?」


「うん、君は十分強いしね、それに自分を殺そうとした勇者がいるとこに居たくないだろ?」


「出て行かせてくれるなら、出て行くがお前どこまでのことを知っている?」


「それは教えれないな〜でも君が苦労してることは知ってるよ」


「あぁ、そうかよ。でも、魔王討伐はどうすんだ?」


「君に魔王討伐は強制しないよ、君は十分苦労している、嫌なことばかりだっただろう? 次はこの世界を楽しんでほしいんだよ」


「ふん、どこまでが本音なんだよ」


「さぁね、君はこの世界で何をしたいんだい?」


「俺は一番になる、そして不自由のない生活をする」


 フェンが幸せに暮らせる世界に!


「一番か、君ならなれるかもしれないな。物語の英雄なんかにもね。初めは冒険者ギルドに行くといいよ、推薦状をわたすから」


「英雄か、俺には似合わないな。まぁ英雄になれた時お前の国がピンチなら助けてやるよ」


「楽しみにしてるよ。出て行くなら明日までに準備しておいてくれよ、時間は朝の5時だからね」


「あぁ、分かった。じゃあな」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「行ったようだね。君ならなれるよ英雄に」


「才能だけではトップにはなれない。弱い人の気持ちも分からないとね、そして努力ができる人、それを君が証明しておくれ」


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