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第15話ゴロゴロ&モフモフがしたい

 

「ハァ、それにしても今日は驚いたな」


 だって、胡桃さんがいきなり5人でパーティーを組もうと、言いだすんだからな。


 チームを組むということは、俺のスキルやステータスがバレる可能性があるからな。


 いくら親友や知り合い達だとしても、ここは異世界だ。なにが起こるか分からないから、なるべく自分の情報を教えることは避けた方が良さそうだ。


 考え事してたらお腹も空いたし、ご飯を食べに行こうかな。


「おーい、歩お前も今から晩飯か?」


「あぁ、俺も今からご飯を食べに行こうと、思っていたとこだよ」


「なら丁度いいし、一緒に飯食いに行こうぜ」


「いいよ、一人で食うよりは二人の方がいいしね、ところで日向達とは一緒じゃないんだね? 」


「うん? あー、他の3人は明日の訓練について話すことがあるらしいぞ」


「そうなんだ、迅君は行かなかったんだね? 」


「いやいや、俺が頭脳タイプに見えるか? 俺は剣で相手の頭をぶっ叩く方があってるぜ」


「ハハ、そうだね。確かにそっちの方が迅君にはあってるよ」


「だろ? てか、歩いつまで俺のこと君付けで呼ぶんだ? 時々敬語みたいになってるしよ、もっと砕けた感じで話そうぜ」


 いや、わざとなんだけどな。まぁ、迅はまだ話しにくいからな……。


「あー、ごめん。まだ慣れなくて、徐々に直すわ。こんな感じでいいか?」


「うーん、まぁ今はそれでいいか。てか、話し込みすぎたな早く食堂入ろうぜ」


「それもそうだね、入ろうか」


 あ、また敬語で、、苦手だなぁ。本当に少しずつ直さないと。


 相変わらず食堂デカイな、扉デカすぎだろ。


「ガチャッ」


「数人しかいないみたいだな? 」


「あ? 確かにいないな。夜飯の時間帯にしては少し早かったからだろ」


「まぁとりあえず、席に座ろうか。迅は先に席を取っておいてくれる? ご飯は俺が持ってくるから」


「分かった、二人席取っておくわ」


「うん、任したよ」


 あ、あそこにメイドさんいるわ。たぶんあそこでご飯貰うんだよな?


「あの、すみません。ご飯を二人分欲しいんですけど」


「二人分ですね、かしこまりました。少々お待ちください」


「分かりました」


 いや〜、メイドさん可愛いな。やっぱレベル高いな、お金持ちになったらメイドさん雇いたいな。


「お待たせしました、本日の夕食になります。

 ゆっくりとお楽しみください」


「あ! ありがとうこざいます。食べ終わったら机の上に置いておけばいいんですよね?」


「はい、構いません。私達メイドがお片づけをしますので置いていてください」


 さて、迅のとこに戻るか。


 どこにいるかな、いた端の方の席に。


「迅の分もご飯持ってきたぞ」


「おー、ありがと。今日の飯も美味そうだな」


「そうだな、異世界の飯と聞いて始めは不安だったけど普通にレベル高いよな」


「俺的にはこっちの飯の方がうまいと思うけどな」


「そう思う人は少なくないだろうね」


「よし、とりあえず食うか」


「ガツガツ、ムシャムシャ、ズズッ」


 食堂には、二人の咀嚼音と食器の音だけが響いていた。


「ふぅ、美味い! 特に甘辛いタレがついた骨つき肉がな、でもこれで米があったらもっと美味かったのにな」


「確かにね、この国は米は作ってないみたいだからね。でも、東の方の国に行けば米はあるそうだよ?」


「マジか! なら外に行けるようになったら、一緒に行ってみようぜ」


「うん、いいよ。ご飯も食べ終わったことだし部屋に戻ろうか。相棒をお風呂に入れないといけなしね」


 そして、相棒訓練場になぜか来なかったからな。

 まぁ、予想ではメイドさんに相手してもらってただな。


「お前わざわざ風呂いれてんのか?」


「うん、迅はいれないの?」


「いや、俺の相棒ワイバーンでデカイしめんどいからメイドさんに任してるわ」


「確かに大きいとめんどそうだね。まぁ俺の相棒はモフモフで可愛いからね。洗うのが楽しいよ。

 じゃ、俺は風呂行くからまた明日な〜〜」


「羨ましいな、、分かったまた明日な」


 ◆


 さて、フェンはいい子にしてるかな。


「ガチャッ」


「フェンかえったよ〜〜」


「キャン! キャン! (いい子にしてたから撫でて!)」


 やっぱ可愛いな、白い毛並みも綺麗だしなぁ。


「分かった撫でてやる、よしよしいい子だなぁ」


「キャン!(えへへ、気持ちいい)」


 このままずっと撫でていたいけど、風呂にいれないとな。


「フェン、お風呂に行くぞ。ご飯は食ったのか?」


「キャン!(ご飯は綺麗なお姉さんがくれた〜)」


 お姉さん、メイドさんのことかな?

 まぁ、飯も食べたみたいだし、風呂入って寝るだけだな。


「よし、フェン風呂行くか」


「キャン!(お風呂〜〜)」


 ◆


 ふぅ、サッパリしたな。

 フェンも洗うとき大人しいから楽だな。


 初日のあの戦いのおかげだな……ほんとに。


「フェン拭いてやるから、待ってろよ」


 タオルは〜、あったあった。


 タオルでフェンの白い毛並みをしっかりと拭いて乾かしてやると綿あめみたいな、ころころ狼に早変わりした。


「まあこんなもんだろ」


 綿あめ狼……これは、国宝だな。


「キャン!(ありがとう!)」


 遊びたいけど、はやく寝ないとな明日も忙しいし。


「フェン、俺は明日早いからもう寝るな。なかなか構ってあげれなくてごめんな」


「キャン!(うぅ、寂しいけど我慢する! でも、今日はご飯くれた人がね、遊んでくれたの!)」


「ごめんな、時間あるときに遊んでやるからな」


 ほー、やっぱり遊んでもらってたか。いいなぁ、メイドさん俺も遊びたいよ。


 ◆


「うぅ〜ん、もう朝か? 今日は連携の訓練をするんだったよな」


 ハァ、毎日訓練大変だな。


 ゴロゴロしながら、フェンとボール遊びとかしたいな。


 緑が綺麗な野原みたいなとことかいいよな。


 ハァ、グダグダ言っても仕方ないな、顔洗って飯でも食いに行くか。


「ジャー、バシャバシャ。キュッキュッ」


「朝の水は冷たいな、まぁそれがいいんだけどな。朝が来たって感じで」


 顔も洗ったし朝飯食いに行くか。フェンはまだ寝てんのか?


「ク〜(主様〜もっと遊んで!)」


 寝言か、夢の中で遊んでるみたいだな。やっぱり寂しい思いをさせてるみたいだな。

 てか、やっぱりこの子は一度寝たらなかなか起きないタイプだな。


「今度遊んでやるからな、行ってくるよフェン」


「ガチャッ」


「まだ朝は少し冷えるな。ファイアーボール使えば暖かかくなるか?」


 いや、普通に火事になるな。


 あっ、丁度いいとこに


「あのっ、メイドさん。うちの、フェンの面倒を今日も見てもらっていいですか?」


 ◆


「美味かったな〜、でも味噌汁があるのに米じゃなくパンって嫌がらせかよ!」


「米が恋しい。ハァ、訓練に行くか」


 でも、心配だったフェンの面倒をメイドさんが見てくれるみたいだから良かったな。


 これで、時間を気にしなくていいや。


 はやく、訓練行くか。




「はい、皆さん今日は自由に訓練をして構いません。昨日連携の訓練がしたいと言われましたので、皆さんも今のうちにチームを組むといいですよ。一人では無理でも二人ならということもありますからね」


「歩ちゃん! 連携の練習をするよ。他のみんなも今指示出すから聞いてね」


 あれ、昨日仕切る俺カッコいいって言ってくれてた日向さん。


 今あなた、めっさ仕切ってますけど。


「えっと、まず前衛は迅くんと聖くん、中衛は歩ちゃん、後衛は胡桃ちゃんと私ね」


 俺は中衛なのか?まぁ今の俺のステータスならどこでも行けるけどな。多分俺の前のステータスを参考にして中衛にしているんだろうなぁ。


「主に攻撃は近接が得意な二人で歩ちゃんは素早さをいかして色々な役割をしてもらうよ、回復は私がするけど攻撃されると困るから胡桃ちゃんに守ってもらうために胡桃ちゃんは後衛にします。ここまでで、質問ある?」


「無いみたいなので、さっそく訓練をしようと思います」


「おい、ちょっと質問いいか?」


「はい、迅くんどうぞ」


「敵もいねぇのにどうやって連携の練習するんだ?」


「そこは大丈夫! 昨日のうちに相手してくれる人を5人探して来たから」


「ねぇ、それって誰なの?」


「そろそろ来ると思うんだけどな〜」


「みんな待たして悪いね、訓練の相手というのは僕のことだよ」


 ゲッ、大輝かよ。こいつなんか嫌な感じがするから嫌なんだよな


 っていうか、よりによってこいつかよ。


「大輝くんわざわざごめんね? さっそく訓練お願いしていいかな他のみんなも」


 モブ4人「いいよー!」


「全然構わないよ、君の役に立てるなら嬉しいよ」


 訓練の練習相手にぴったりだな手加減する必要がない。

 てか、迅から殺気を感じるし、無事に今日終わる自信がないな……。


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