55話 パーティー再結成!求むヒーラー!
体を癒す悪夢?を見た後で、東京のギルドへ帰還した片倉吾郎に待ち受けていたのは、これからのパーティーへの課題だった。
東京に帰ってきた吾郎一行は、さっそくギルドへ報告に行った。
すると白石さんが受け答えしてくれた。いいの?内閣保安局冒険者窓口の方は?
「そんなに大きい仕事や問題が多発したら大変ですよ、担当者は私しかいないのですから!」
とため息をついていた。彼女の為にも早く人員を増やしてほしいものだ。
「そうね・・・君たちの能力を考えてみると、まずリーダーの藤原さんが攻撃と補助の魔術師で純後衛型、
そして伊勢さんは支援と間接攻撃の式神の符術士でヤッパリ
純後衛型、そして片倉君が近接攻撃の遊撃前衛型かな?そうすると前衛もそれなりにこなせる回復系が一人か、前衛型一人回復後衛型一人の二つのパターンが考えられるけど・・・前衛回復型はあんまり日本にはいないのよねー、一応検索はしてみるけど。」と言ってPCで検索し始めた。「ん?・・・あったけど、記録は間違ってないわよね?」と言ってモニターを食い入る様にチェックして・・・「ねえ、念のため聞くんだげど、遊撃回復型が一人空いているんだけど、どうする?」と言って資料を渡してきた。
見てみると・・・年齢27才、女性、国立薬科大主席卒業、現在ギルド薬物研究員、階級 軍医少佐、戦闘経験あり・・・ナニコレ?凄いエリートじゃないですか!本当にこんな人か、うちらの弱小パーティーに参加してくれるの???
「う~ん、たぶん大丈夫だと・・・思いますますが、申請してみますか?」と言われたのでお願いした。
実戦経験のある回復要員は、どこでも引っ張りだこのはずなので確認してみるとやはり理由があった。一度パーティーを組んだあと、本人かパーティーから除隊申請が出ている。よっぽどそりが会わない人なのだろうか?しばらくすると、「彼女と連絡が取れました。今からこちらへ来るそうです。」と言われ少し待つように言われた。
しばらくすると、ドアが開きそこから白衣を着た目のキツイ背が高めの女性がズカズカと入ってきた。
「白!来たよ、これでこれまでのギルド支援不参加はチャラにしてくれるんだろうね」と白石さんにケンカを売るみたいな口調で言ってきた。
「はあ・・・なるわけないでしょ!貴女今までどれだけの支援依頼とPT参加依頼を蹴ってきたのか解っているの?貴女のギルド協力不参加は、すでに問題に上がってきているの・・・今回がいい機会です!PTに参加しなさい!もししないのならば・・・そうですね、今働いているギルド薬物研究員の肩書きを消してしまいましょうか?」とにらみ返してきた・・・怖いッス白石さん。
「チッ!しゃあねえな、でっどいつだいこのアタシに申請した奴は?」と言ったと思ったら近づいてきて「まさか、この坊やかい?白~眼科か脳外科に行った方がいいぞ!なんならアタシが紹介してやるよ。」と思いっきり眼中にない発言が出ました。
正直、この人怖えーと思ってました。隣を見たら二人共、プルプル震えている!やっぱり怖いからな・・・でも顔が赤いな?ヤバい!これは逆だ!怒りMax!の方だ。慌てて二人の間に割り込み直接関わらない様にする。
「いい加減にしなさいな、Dr黒柳。彼は支部長自らギルドに勧誘する程の逸材よ・・・実績もギルドに記録してないのもあるから、口頭で言うしかないけど、実力は折り紙付きよ・・・まあ貴女には拒否権は無いわ!でないと貴女は本当にに資格を失う事になる・・・それでもいいなら別に止めはしないけど。」と言って彼女に申請書を渡す。
「しゃーねー、ほれこれでいいんだろ」といってサラサラとサインした。「あー堅苦しい挨拶は無しだ、ほれ手を出せ」と言って自分に何か手渡した・・・アンプルが3本?
「彼女のアンプルは効くわよー、片倉君、ごめんなさいね!」と言って何かが閃いた?すると自分の左腕か切り裂かれた??
「え??」と周りが唖然としてうるうちに、黒柳さんにアンプルを飲まされた。すると体中が熱くなり活性化しているのがわかった。左腕がまるで早回しの映像を見ている見たいにみるみる治っていった。そして完全にふさがった・・・後も残っていない。
「こ・・・これってポーションですか?・・・まさか製作者は貴女?」と驚きながらエリさんが自分の手からアンプルをひったくりマジマジに見ていた。
「ふーむ、これは凄い薬なのか、ゲームだと意外と大したことなさそうなんだけどな、実際回復魔法使いいるし、これって市販されていないんですか?」と自分が言ったところ全員から「はぁ?」て顔をされた。
「あのね、片倉君・・・回復魔法を瓶詰めにする事は出来ないの回復魔法は、主に宗教関係に許された力見たいな物ですからね。
魔法の薬で色々やっている部門もあるけど、効果が一定に保てないの。だから安定して回復できるそのアンプルは大変貴重なの。わかってくれた?」と白石さんから懇切丁寧に教えてもらった。「ゲームか・・・坊やにはコイツの価値はその程度にしか感じれないのかね?」と黒柳さんが質問してきた。
「いや、便利だと思う!実際死にそうなめにも合いましたし、痛い思いもした。だからあったら便利だなぁとは思うけど・・・実物があるんだろ。何時か早い内にこの日本で大量生産するような気がするからかな?」と飄々と答えてしまった。
周りがシーンとなって、おもむろに黒柳さんが笑い出した。
「いや!面白い!このガキ、ホンマにオモロイは!白が気に入ったのも納得だわ!わかったOKだ!お前のパーティーに暫く居させて貰おう!長期契約だ。待てよ・・・お前学生だったな?白!あたいをその学校へ入れな!教員免許も医者の資格も持っているからどうにかなるだろ!」とゴリ押しをしてきた。
白石さんは、ため息を付きながら手配をしてくれた。
かくして、当校に新しい保険医の先生がくることが決定した。
少しだけ夏休みが終わった後の楽しみができた。
次回予告!四国行脚!まずはうどん県から
茸秋)うーん。やっぱりペースが上がらん。
黒柳)もう少し、やる気か根性があればやれるんじゃない?
茸秋)俺、根性ないし!
黒柳)じゃあ、スパルタ式で進める?ビシッ!
茸秋)いえ、それは癖になりそうだからやめて。
全員)・・・え?M!




