51話 兵庫は、侍と魔法使いの県
敵側の盗聴器を見つけた!これで何故、片倉吾郎が襲われたのかわかったわけだか、エリザは、その意味を深くまで認識していた・・・
しばらく車を走らせたあと、突然エリさんが佐藤執事長に車を止めて確認するようにと命令した。
佐藤執事長は、トランクから何やら器械を取り出し車内、荷物、自分達全員を調べ始めた。
「お嬢様、片倉様のバックと伊勢様のバックから反応が有ります。お二方の荷物を・・・」と言いかけたところで、「この中に、大事なものがなにかある?直ぐに答えなさい!5秒以内に、5・4・3・2・1・0 」と数えた後に、川に投げ込んでしまった。
二人共、唖然として見送ってしまった。「ああ!あのバックには、こないだ買ったばかりのゲームが!」と「あれには、私の着替えが全て入っていたのだが・・・」って全てって少なすぎない!!!
「それは、それは、大変申し訳ありませんでした。私らの方で弁償させて頂きます。ご心配なさらぬよう」と言って佐藤執事長は、車のドアを開けて車に乗る様に促してきた。自分と伊勢さんは今さらしょうがないと諦めて車に乗ると、佐藤執事長が車のドアを丁寧に締め、次に反対側のドアを開けてエリさんを乗せた。そして、佐藤執事長は、何事も無かった様にまた車のを走らせた。
「あなた方、人が善すぎるわ!信じ過ぎるのは寿命を縮めますわよ。まあ、とりあえず無事ですから良かったですけど・・・」とエリさんが心配そうに言ってきた。自分は、疑問があったので確認してみた。
「どうして、そんなに疑っているんだい?多分、犬神さんの事だと思うけど・・・」と自信無さそうにに聞いてしまった。
「・・・まず、あなた方のバックに発信器を付けられていた件、更に正体不明の敵に襲われた件だけでも身内を疑って欲しかったですわね。でも、一番怪しく思えたのは、電話器をその場で分解せずに自室で分解したこと。以上3点を見ても犬神?って一番怪しいと思いますわ!!!」と力説していた。
「何で?そんな事するんだ。犬神さんがそんなことする意味なにかあるのか?」と一番ネックだと思われるところを確認した。
「それは、かれの職が関係しているのでわなくて?彼・・・犬神二佐は、自衛隊人事部の役職持ちよ・・・つまり、有能なあなた方を確保もしくは、性能と適性を知りたかったんでしょうね・・・。恐らく外部の機関に情報をリークしたのも多分彼だと思うけど・・・少しやり過ぎだったと思うわ。」と言った所で、自分と伊勢さんは、「・・・信じられない・・・」と思わず呟いてしまった。
「お嬢様、そろそろ兵庫県に入ります。車での移動は、ここまでになります。」と佐藤執事長が言うと関所らしいのが見えてきた。「内燃機関を持つ物はここまでしか入れません。ここから、馬車を使用して下さい。」と言われてしめった。
この県の中にでは、一部(新幹線)を除く全ての内燃機関がうまく稼働しない原因は不明・・・。
自分と伊勢さんは現地で服装を購入(少しセンスが良いスーツ)し、ここから、藤原家の馬車になった。運転はやっぱり佐藤執事長、大丈夫かと確認してみたところ、乗ったことがないのは、ロケットだそうだ。結構、ルンルン気分で運転していた。
ガタゴトと揺れ動く馬車の中にでこれからの事を話あった。まず、一番意外だったのは、うちのチームに入る事を承認したこと、そしてその為にわざわざ転校してくるとの事、手続きは全部佐藤執事長がやるそうなので心配はないだろう。これでうちのチームは遠距離攻撃支援型の伊勢さん、中・近距離支援型のエリさん、そして近距離格闘型の自分でそれなりにバランスが取れてきた。一番それを喜んでいるのは間違いなく、エリさんなのだが・・・
しばらく、馬車に揺られていると、目的地の姫島市に到達した。町に入ると、刀を差した和風スタイリングの方々がいっぱいいた。その他には、まぶかにフードをかぶった方々、騎士の格好をした方々、京の貴族の格好をしと方々など混沌とした風景が見てとれた。「う~ん、なんだこれ?江戸ファンタジー?」と思わず言ってしまった。
「ここまで来れば、通信機も発信器もいみをなさないからね」とエリさんが不思議な事をいった。「何で?」と聞いてみたら「この県では、どういうわけか、18世紀に無かった技術はうまく作動しなくなるの。」と言われたので手持ちにあるスマホを確認してみたら、電波が全然届いていないようだ・・・あれ?スマホは動くの?なんで???確認してみたら、「それは、貴方が能力者だから正常に器械が動くのです。これでどうして各機関が、人材を求めているかわかるでしょう?能力者は、自分が身につけている装備、技術、知識、異能力などは自由に使えるのです。」と言われた。なるほど・・・それで各県の違和感が晴れた。恐竜のいる福島県、科学が進んだ東京都の建物、ファンタジー化した千葉県、昭和前期の岡山県と広島県・・・これじゃあちこちで能力者が必要になるか。異界化しすぎだろう!この世界!!!
次回予告、これって、討ち入り???
(セリカ)マスター、私の電源オフをお願いします。
(片倉君)・・・何で?自分が身につけているから大丈夫だけど?
(セリカ)いえ、必要な時に電池がないと私は起動できません。
(片倉君)・・・なるほど!
(サクラ)・・・本音は?
(セリカ)マスターが自分の存在を忘れて、装備を外すが確定的だからです。
(片倉君)・・・否定出来ない。




