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この現実で冒険ですか?  作者: 茸秋
37/56

37話 車中にて

厳しい闘いも乗り越えた片倉吾郎は、一時の楽しい休暇を得る。満足度たっぷりの時間を使い、後はギルドへ報告の為帰るだけとなった。

・・・ようやく、エリさんが全てのアトラクションを達成する29アトラクションが終わったのは、閉園間近だった。当然、体力も限界があるわけで・・・車の中に乗ったら、うつらうつら始めた。自分は途中で体力がつきそうだったのでカメラ撮影に廻ったのでそれほどでもない。だが、さすがのエリお嬢様は限界らしく、寝息をかき始めた。「ホッホッホッだいぶお疲れのようですな、片倉様は大丈夫ですかな?」と佐藤執事長が話しかけてきた。「ええ、自分はまだ大丈夫です。途中でカメラマンに変更しましたからね。あっ見ますか?スマホの写真ですが・・・」エリさんクラスの金持ちには物足りないかもしれないかも知れないが・・・。「ほう!お嬢様がこんなすきだらけの顔を!素晴らしい!後でデータを頂けませんかな?」執事長さんには、大好評だった。「・・・片倉様、これから私がしゃべる事は、私の独り言だと思って聞き流してください。・・・お嬢様は、幼き頃よりそれはそれは厳しい躾を施されており、決して人前で無邪気に笑うことはありませんでした。当家では、当時のエリザベスお嬢様は酷く軽い扱いでした。行方不明になった時、家の方からの通報ではなく、友人からの通報で警察も動いたくらいなのです。イギリスの片田舎で発見された時、余程辛い目に会ったのでしょう。性格が変わった様にとても御強くなられました。今では当主の目に止まり、その異能の力も手伝い当主の第一候補までに上り詰めました。それでも、心から笑っている顔を私はこれまで見たことがありませんでした・・・。片倉様、心から御礼を申し上げます。これからも、エリザベスお嬢様を宜しくお願い致します。」とかなり思いがけない話しだった。「そっ!そんなにかしこまらないでください。自分はエリさんの友人としてほっとけないだけで・・・ってどちらかと言うと巻き込まれているだけかも知れませんが・・・」と言っている時、肩にトンとエリさんの頭がしなだれた。オイオイ!「そのままにして上げてください。片倉様、お疲れなのです。起こすのもしのびないですからな。そういえば、片倉様も異能力保持者とか?もう私が老骨に鞭に打って前に立たなくても良さそうですな。」とにこやかに笑いながら自分はにプレッシャーをかけてくる。

いやまあ、どちらかと言うと前に立たされて盾代わりにされている様に感じるのだが・・・。しかし、こいつ知らない所でメチャメチャ苦労していたんだな。どうりで転校してきた当初は、ずいぶんとお堅い感じ立ったものな、最近はそうでもないけど・・・あのニックネーム・・・赤エリを発言したあたりからだよな、変わったの?意外に気に入っていたりして・・・。

しかし、こいつの寝顔初めて見るけど・・・いつものお堅い美人とはうってかわって無防備の可愛さがでてくるんだな、あ・・・ヤベー、ドキドキしてきやがった。うん、人生=彼女いない歴の自分には、ちょっと刺激的ッス!みっ身動きがとれない!!!身体中が麻痺したみたいだ!!頭の中はヤバイヤバイヤバイヤバイの連呼が始まっている。身体が緊張して筋肉が固くなったせいか、エリお嬢様はムズムズしている・・・寝ずらいのか?と思った時、更なる進展が!ストンっと自分の膝を枕にしはじめた。あれ、なんか子持ちの父親の慈父の気持ちになっちゃったね、さっきのドキドキはどこかへ行ってしまったようだ。

でも、アレだな。まさか彼女のいない自分が先に膝枕をして貰うのではなく、するほうだったとは!

次回予告、名古屋への初めての移送任務おつかい

(赤エリ)・・・見たわね?

(片倉君)・・・見てません

(赤エリ)・・・絶対、見たわね!

(片倉君)・・・自分も寝ていたろ!

(赤エリ)・・・サクラ!どうだった?

(サクラ)それはもちろん、とう・・・!!!

(片倉ズ)エリさんの後ろから、言ったりしたらどうなるかわかるよね?と自分はカットラスキーホルダーを、相棒は手をワキワキさせる。

(サクラ)当然なにもなかったですじょ!

(片倉ズ)・・・ふう

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