33話 海賊フックの依頼
長い長い話が終わり戦士の休息をとっていた片倉吾郎は、思いがけない珍客に訪問を受けた。
・・・何故驚かぬ?普通我の様な高貴な者が、真上に浮かんでいたら驚くのが普通ではないのか?とフック船長が言ってきた。いやまあ・・・そうなんですけどね、まさか貴方に言われるとは思いませんでした。「いや、実は貴方みたいな存在には多少免疫がありまして・・・相棒が実は・・・」と言うと、「あ~ども、こいつに憑いている自分の霊です。」と幽体離脱しやがった。
「うあ!お化け!!!」うん、貴方にはいわれたくない。
「あんたも似たようなもんじゃないか!」と相棒、
「いや、我輩は精霊なのだからお主とは違う!」
「なんの精霊だよ!」「我輩は、悪役の精霊なのだ、子供達に夢をみせるピーターパンの引き立て役の精霊だ!」とはっきり引き立て役と言いました。うん。何となく可哀想な感じがしてきた。
「ピーターパンは、我輩の存在がなければ輝かぬ、したがって、子供達の夢のヒーローは我輩次第で、輝きが変わるのだ。」うん、やられやくの美学だね!京都の時代劇の超一流の斬られ役がいる・・・あんな感じだね。
「それが、どうしてこんなとこにいる?しかも、元気がなさそうじゃないか?」しまった!聞いてしまった。絶対めんどくさくなりそうなのに!
「おお!聞いてくれるか!助かるぞ・・・実は・・・これを見てくれ」といって右手のトレードマークを見せたが・・・ない!フックがないのだ。
「実は、この間暴漢に襲われたのだ」ん?精霊に暴漢?「ん?ああ驚いているな、実は30年以上前からね、ずっと闘い続けてきました。この王国の防衛戦に赴いて第一線で戦ってきたのだ!」えっ何と戦っていたのだろう?「相手かね?わからん・・・多分この地のせいであろう。鬼やら武士やら忍者やらにな・・・よっぽどこの地がほしいのだろうよ、子供達に夢という洗脳を与えられるこの地がね・・・おっと、話がそれてしまった様だ。実は・・・前回の戦闘中に落としてしまってね、アチコチ探したのだが見つからないのだよ・・・ハア・・・あれがないと全てに気が入らん!」まあ、確かにあのトレードマークのフックがない船長は、ただの偉そうな貴族にしかみえん!「て言うわけで君達にも探しものを手伝ってほしいのさ!」と脇から別人の声がした、ゲゲ!ピーターパン??「彼がいないと防衛戦に影響がでるんだ。どうしても探すのを手伝ってほしい!このままだと、次に襲撃されたらこの地からいっそうされるかもしれない」そうなるとどうなるの?「う~ん、子供達に夢を与える代わりに何か代償を貰うシステムを構築するとか・・・言っていたかな?まあ、ただではすまないだろうね、だから、君達にも協力してほしいんだ!どうしても、僕たちでは入れない場所が何ヵ所かあるんだ!そこを見てほしいんだ!・・・勿論、見つけてくれたら報酬は払うよ、現金じゃないけどきっと君が喜びそうなものを上げよう。約束する!」うん、まあーわかったわかった、手伝うからそう顔を近づけるな!こんなとこ誰かに見られたらBLだと思われるじゃあないか!自分はノーマルなのに。
「手伝ってくれるのかい!ありがとう!じゃあ場所を教えるね!こことここと・・・あっここは休止中たがら僕たちでも見れたんだった。とマップに○と×を書き始めた。え~と○が29ヵ所、×が4ヵ所か?ってほとんどのアトラクションじゃないか!
「そう、どうしても僕たちが入れない部屋が必ずあるそこを重点的に探してほしいんだ。もし近くにフックがあったら、必ず呼んでほしい!この地ならば大抵の場所では聞き届けられる。それとこれもやろう。妖精の鈴だよ、本当はフック船長が近くにいると反応してなるんだけど、多分フックにも反応すると思うんだ。ただフック船長と違うので近くまで行かないと鳴らないんだ」といって鈴を渡してきた。
「いいかい!必ず呼んでくれよ!」だー近いっつーの!この件で、自分の頭の中では、ピーターパンはBL!の疑いができてしまった・・・。
「我輩からもお願いする!必ず礼はするから協力してくれ、頼む!!もうお前達にお願いするしか方法はなさそうなんだ!」うん、あんたの方が報酬が期待できそうだ。そんな気がする。
翌日、エリさんに話かけるとやはりまったく同じ話をしてきた。きたのが妖精とシンデレラだそうだか
・・・そして、お互いに「「羨ましい・・・」」え??どうやらお互い様だったようだ。
次回予告、遊び抜き《しごと》の施設巡り
(赤エリ)・・・ねえ、何でこうなったの?
(片倉君)・・・そだね、ちゃんと仕事になっちゃったね。
(赤エリ)せっかく前準備して予定も組んできましたのに・・・
(片倉君)まあー、さっさっと仕事を片付けよう。
(赤エリ)・・・ハァ。




