21話 栃木県《せんじょう》を抜けるとサイタマの日常だった?
戦場での誇りを見た片倉吾郎は、心に一丁の銃を持ち、男の夢のパスポートを片手に冒険に旅立つ!列車は少年を乗せて、万感の思いを 胸に出発進行するのだ!。
次の停車駅は大宮~大宮~・・・とアナウンスが流れている。この辺まで来ると流石に栃木県の様なはりつめた空気はなく、いわゆる緩い平和が感じられた。駅には、夏休みに出かける様とする人たちが見受けられる。だが、向こう側の下り列車のホームには、ひとはまばらにしか見えない、わざわざ、このルートを使わずとも新潟県からの迂回ルートを使えば、安全に東北に入れる。つまりはそういうことだ。今現在、やや安全に通過できるのは、高架橋がある新幹線と高速道路、そして最近地下鉄化した鉄道となっている。大宮は東北にとってもまた上越にとっても、分岐点になっていた。
そのおかげで街は大いに発展し、観光客も呼び込んでいた。家族連れが多いですね・・・とつぶやいた。エリさんも多分感傷的になっているのだろう。
「アア!もう考えるのをやめた!自分はしがない高校生!どうにもならない!落ち込むのヤメヤメ!」と言って少し背伸びした。うん軽くなった。
「さて、東京に着いたらどうするの?まだ時間はあるみたいだけども?」と言ったら、驚かれた!
「たった4~5時間しかないじゃない!やることは一杯あるのですよ!」と怒らせてしまった。
一体着いてから何をするんだと聞いてみたら、
「パーティーで着るドレス等の準備とサロンにて体をきれいにしなきゃ!」といった。え、マジで言ってる?すいませんでしたわ!自分しがない一般人なもので・・・。
「遠い目で見ているけどね!貴方も準備するのよ!」と本気で言ってきた。
「馬鹿な、一般人にそんな金は無い!貧乏じゃないけど、一般人なめんな!」と流石に切れて言ってしまった。
「わかっていますわ、私と一緒に選びましょう。貴方のセンスは・・・まあ、私がいれば問題が無いと思います。資金の方は気にしなくてもいいから。」と言いやがった、ヤッパ、ブルジョア半端無いッス!「学校指定のブレザーで駄目ですか?」・・・はい、聞いた自分がバカでした。
で、着いたら先ずどこに行くつもりで?
「取り敢えず、東京駅で車を待たせているわ。それで移動しましょう。」自分には当然拒否権はない!
ヘーイ!と適当に返事をしておいた。しかし、サイタマは、本当に中間地点だね!田舎臭くもなく、且つ都会過ぎない!住宅も多いような気がする。住みやすいんだろうね。と思わず口に出てしまった。すると、エリさんは、とんでもない事をおっしゃっいました。「・・・ここは、無の大地、魔力も神力も超能力も全てが弱まる地域。超ハイテク機器もここでは、うまく稼働しにくいのです。だから、ここは平和なのでしょう。」
「おい、聞いたか相棒?どう思う?・・・この場所もしかすると、うちにの世界に一番近いんじゃね?」自分もそれに同意した。自分の世界の手がかりがサイタマにある!いずれここには来ることになるだろう。とサイタマの県境で思いを馳せていた。
次回予告、東京はメガ都市!NEO・TOKYOだった?
(片倉君)やっと着きました。
(赤エリ)何を黄昏ているの?
(片倉君)自分、東京はまだ3~5回位しか来て無い。
(赤エリ)ふーんそうですが。では、後程うちのものに案内させましょう。
(片倉霊)鳩バスでいいんじゃね?




