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ディサイド・デュラハン  作者: 星川レオ
第5部 銀河侵食帝王神ネガ・ディサイドヴァエンペラ
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328章 汚れた地球と輝ける八頭の竜たちを統べる者

『やれやれ、姿は変われどやる事は変わらないのかい?』


 カジートブレードで亜空間移動し、姿を消した8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァル。

 ガイアヘッドは周りの小石を宙に浮かせた。


『はい、そこ。』


 ガイアヘッドは宙に浮かせた小石を探知機とし、8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルの身体と小石がぶつかる小さな音を聞き取った。

 ガイアヘッドはフェニックスを身に纏い、左から現れた8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルに向かって炎を当てた。


「ツインオリハルコンを甘く見るなよ…!ヤジリウス!」

(おう!)


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルはフェニックスの業火を物ともせず、レーヴァテインヴァルムンクの刀身に埋め込まれた黒の宝玉を輝かせた。

 ヤジリウスの幻影が姿を現わす。


『…!? これは…!?』


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルは右手に持ったレーヴァテインヴァルムンクで次元の刃と、左手に持ったカジートブレードで亜空間の刃で次元と亜空間の罰の字斬りを繰り出した。

 炎を吸収した罰の字斬撃はガイアヘッドへと飛んでいく。


『へぇっ、面白い…!』


 ガイアヘッドはフェニックスの羽で自分を包み、更に二つのフィルムテープを伸ばして交差して飛んで来た罰の字斬撃を防いだ。


「ソルワデス!」

(えぇ!)


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルがレーヴァテインヴァルムンクを上に上げると今度は青の宝玉が輝き出し、ソルワデスの幻影が姿を現した。

 

(「水の大太刀!」)


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルがレーヴァテインヴァルムンクを振り下ろすとガイアヘッドが防御している次元と亜空間の罰の字に新たに水の斬撃を加えた。


『なるほど、友情パワーって訳!いいねぇっ、集大成感がある!』

「あっそ!」


 余裕そうなガイアヘッドの背後にクローズゲートが出現し、インフィニティアトワマリーが姿を見せる。

 ストリングスを結んだ大型リングをヨーヨーみたいにし、ループ・ザ・ループで攻撃する。


『君たちは本当に本当に瞬間移動が大好きだ!』

「お前が言うかぁっ!」


 道人は上空に飛び、四つのブレードフェザーと共にメタリー・ルナブレードを振り下ろした。


『確かに!』


 ガイアヘッドはフェニックスを脱ぎ、デストロイ化したルレンデスの姿に戻った。

 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルが放った斬撃を受けさせたフェニックスを盾代わりにし、天井に向かって飛ぶ。


「逃がさないんだからっ!ルブラン!」


 インフィニティアトワマリーは右隣にブルームウィッチルブランを実体化させ、新たに出現したクローズゲートに飛び込ませた。


「ダーバラもヘッドチェンジ解禁!」

「あいよ!」


 ダーバラはイリュージョンバードにヘッドチェンジし、更に出現させたクローズゲートに入った。

 ガイアヘッドの左右にクローズゲートが出現し、中からブルームウィッチルブランとI(イリュージョン)B(バード)ダーバラが姿を見せる。

 箒針と爆弾、鞭を持った分身したダーバラが襲い掛かる。


『さすがにしんどいかな?』


 ガイアヘッドは胸の赤白黄の三色端子からビームを放ち、自分の身を包んでバリアとして向かって来る箒針や爆弾、鞭を防いだ。


『じゃあ、僕もやろうかな!全部乗せ!』


 ガイアヘッドは自身が作ったビームの衣から脱出して落下し、周りにペンギン、ダチョウ、バッファロー、ライオン、イカ、フェニックス、イノシシ、パンダを出現させて合体。

 キマイラと化した動物たちを身に纏った。


「な、何あれ…?」


 もはやコピー元であるルレンデスの原型を留めていない。

 胸にライオンの顔、悪魔とフェニックスの四枚羽にイカの触手。

 右肩にイノシシの顔、左肩に牛の顔。

 ダチョウの右足に、ペンギンの左足、パンダの腕を付けた禍々しい姿となった。


「ちょっと!いくら何でもコンセプトが散らばり過ぎ!センスなさ過ぎるでしょ!」


 グルーナが思わずガイアヘッドの禍々しい姿に辛口レビューをした。


『そうかい?胸にライオンを付けたら何だかんだでまとまりそうだけど?』

「どんだけ胸のライオンに頼ってるのよ!?ナンセンス!ノンノン、バッドフレーミング!」


 グルーナがやれやれと顔を左右に振り、両手を横に出して呆れてみせた。

 グルーナがこんなにデザインに嫌悪感を抱き、否定したのは道人は初めて見たかもしれない。


『強かったらいいよ、どうだってさ!』

「そうか!」


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルはガイアヘッドの左に出現した亜空間の裂け目から姿を見せ、レーヴァテインヴァルムンクで斬り掛かったが、大きな羽で受け止められた。

 ガイアヘッドの敵意はデザインを否定したグルーナに向けられていた。

 このままではグルーナが狙われる恐れがあったので8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルは攻撃を仕掛けた。


「ハーライム!」

(よし!)


 レーヴァテインヴァルムンクの刀身の緑の宝玉が輝き、ハーライムの幻影が現れた。


(「吹き飛べぇっ!」)


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルはレーヴァテインヴァルムンクから緑の竜巻を発生させ、ガイアヘッドを吹っ飛ばした。


「続けて、ユーラ!リムルト!ユードラ・オリファルゴン!」

(はい!)(…!)


 レーヴァテインヴァルムンクの黄緑と白の宝玉が輝き、白黒のドレスを身に纏ったユーラとリムルトの幻影。更にユードラ・オリファルゴンの幻影も出現して咆哮した。


((「ガイア・ブラスター!」))


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルはレーヴァテインヴァルムンクから一筋の光を発射し、竜巻の中を進ませた。


『跪け、獅子の咆哮!』


 ガイアヘッドは胸のライオンの顔を咆哮させ、ソニックウェーブを発生させた。

 ガイア・ブラスターは多少ブレるが、それでも突き進む。


『さすがにこれだけじゃ無力化できないか!』


 ガイアヘッドはソニックウェーブを放ちながら両手から炎と氷を出し、ガイア・ブラスターを消滅させた。


「手間取り過ぎたな!」


 ガイアヘッドの周りに亜空間とクローズゲートが出現し、8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァル、インフィニティアトワマリー、I(イリュージョン)B(バード)ダーバラ、ブルームウィッチルブラン、道人が一斉に襲い掛かる。


『多勢に無勢ぇっ!地球に無礼ぇっ!』


 ガイアヘッドは胸のライオンの咆哮と全身からオーラを放った。

 道人、I(イリュージョン)B(バード)ダーバラ、ブルームウィッチルブランは吹っ飛んでしまう。


「「「まだまだぁっ!」」」


 道人はメタリー・ルナブーメランと四つのブレードフェザーを。

 I(イリュージョン)B(バード)ダーバラは鉄扇と自分の分身。

 ブルームウィッチルブランは箒針と鳩二羽、黒猫二匹、コウモリ二羽を吹っ飛びながらもガイアヘッドに向かって飛ばした。


『実に、下手な鉄砲も何とやらだねぇっ!』


 ガイアヘッドはライオンの咆哮と全身から放つオーラを強め、道人たちが吹っ飛びながらして来た攻撃を一斉に撃ち落とした。


「いいや、そんな事は!」

「全くないし!」


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルとインフィニティアトワマリーにはガイアヘッドの咆哮やオーラは効かない。


「Hoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘ!」

(…!)


 レーヴァテインヴァルムンクの銀色の宝玉が輝き、Hoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘの幻影が出現して咆哮。

 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルは巨大なHoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘの顔を飛ばし、インフィニティアトワマリーは両手に持った大型リングブレードで斬り掛かる。


『君たちも頑張るねぇっ!』


 ガイアヘッドは右手にイノシシの牙、左手に牛の角の剣を持ち、大型リングブレードとHoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘの顔を受け止めた。


「まだ、続く!」


 8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルは剣先を前に向けて突進し、Hoffnung(ホーフヌング)=ドラッヘの頭の幻影をオーラに変えて刀身に纏わせた。

 そのまま8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルたちは飛び回り、剣の打ち合いを始めた。

 ルレンデスはもう元の姿に戻っていた。


「くっ、チャンスを待ってたけど…みんなの動きが速過ぎてマグネティックディスクの力を全然活かせなかった…!」


 グルーナは飛び回って戦う8⇄∞(エイト)ドラグーン・マスタージークヴァルたちの戦いを見て悔しそうにしていた。


「ドンマイだよ、グルーナ!今からみんなに追いつこう!僕たちのヘッドチェンジなら、それが可能さ!永遠にね!」

「ルレンデス…。」


 落ち込むグルーナに対し、ルレンデスは励ましてくれた。

 エターナル=ビーフォールデバイスもグルーナの右頬をスリスリする。


「そうね!よし、ルレンデスの見た目をパクろうだなんて百年、千年…いえ、永遠に烏滸(おこ)がましいって事を奴に教えてくれるわ!」

「そうそう!ナイスフレーミングだよ、グルーナ!」


 グルーナはデバイスを構え、ルレンデスはグルーナの前に立った。

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