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9 合格

 声優事務所【ドッグ・ワン】。


「観里、おめでとう」

 社長室を訪れた観里に里夜が笑顔で言った。「オーディション、合格したわよ」


「本当に?」


「ええ。『スーパー・メタル・フレンズ』の主人公鉄壁マリモ役よ」


「うそっ?ありえないよ。だって、桑本さんで本決まりって噂を聞いてたけど」


「おめでとうございますぅ、先輩」

 一緒に社長室に呼ばれた零名も自分のことのように喜んだ。


「ありがとう」

 観里はまだ戸惑っていた。


「社長、零名はどうなったんですか?」


「零名は須藤フブキ役よ」


「やっほーい。てっきり、先輩の代わりに落ちたかと思って、ドキドキしてました」


「人聞きの悪いこと言わないでよ」

 観里は零名の頭を小突いた。


「やめてくださいよぉ、バカになるじゃないですかぁ」

 零名は頭を自分でさすった。


「内倉さん……ううん、社長、ありがとう」

 観里は涙ぐんだ。


「あなたが実力で勝ち取ったのよ。自信持ちなさい」


「はい」

 観里は元気よく返事をした。


 観里のこんな明るい顔を見るのは、里夜自身、久しぶりであった。


「でも、オーディション合格はまだスタート地点だからね。頑張って」


「わかってる」

 観里自身も久しぶりにやる気がでてくるのを感じていた。



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