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お母さんは冬の女王様  作者: けら たろ
ー雪たんの日常と現在ー
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雪たんに添いし者として



深淵の底、洞窟タイプ、この前降りた場所とは違う深淵の底の奥で静寂を壊し物々しい争いの音が聞こえる


何人かのパーティーだろうか、数人の人影が1つの人影の戦いを少し離れて見ているというパーティーにしては少しおかしな状況、だが見られている人影はその状況の中でもモンスターをひとりで倒していた

モンスターはアンデット種、今はスケルトンのパーティーと戦っているようだ


「疾っ!」


1人の少女と思われる人影は素早い踏み込みでスケルトンの胸元に踏み込むと同時に担ぐように構えていた刀をそのまま核に向かい撫ぐ


「遅いっ!回避っ!」


「はいっ!」


その声に返事をすると同時に少女は垂直に跳び、同時に剣を振り下ろそうとした体制のまま崩れ去るスケルトンの影から襲い来る数本の矢をかわす、天井を足場に三角跳びの要領で着地しそのままの体制で跳躍し力任せに刀を振り殴る、矢を放ったスケルトンはもう1体を巻き込み壁に衝突して崩れ去る

程無くしてほとんどのスケルトンは消滅し静寂が訪れる


すうっ・・・


少女は小さく深呼吸をして刀を鞘に戻した状態で構える


「英霊抽出、【抜刀】【瞬歩】【聖属性】」


少女はこの場て最適なスキルを選び付加していく

、戦いの準備が整い戦闘体制に入ると、それを待っていたかのように奥で大剣を地面に突き刺し手を添えてこちらを赤い不気味な目で見ていたスケルトン【スケルトンナイト】が盾と大剣を手に持ち無防備に近づいてくる


「おつかれ~、初香ちゃ~ん、今日はおっちゃんを倒せるかな~?」


担ぎ上げた大剣でポンポンと肩を叩くスケルトンが陽気な声で話しかけてくる、最初は面を食らったが何十回もボコボコにされれば慣れる、見れば先程倒したスケルトン達も復活して他のパーティーメンバーと雑談を始めている


「おう、お疲れ、玄さんダメだよ、さっき玄さん曲射しなかったろ?ダメだよ手ぇ抜いちゃあ」


「いゃあ、のう、可愛い孫みたいな初香ちゃん射つのは忍びなくてのぅ」


「いや、ガリアン殿、そうは言いますが先程の踏み込みは中々でしたぞ、あの踏み込み位置からの撫で切りを交わすのは骨が折れ申す、某、骨でござるがな!はっはっはっ」


「アレクサンドル殿、すまぬがその溢れ出る聖属性を少し弱めてくれんかのぉ?骨に染みるわい」


「うむ、」


「骨に染みるんじゃが・・」


「うむ、」


「・・・・・」


「茜ちゃん、最近どぉ?」


「いい溜まり場、見つけた、お闇寝にちょうどいい」


「きゃー!まじー!今度連れてってー!」


「ラナちゃ~ん、洞窟の奥で障気集めて来たよ~、一緒に食べよ~」


「わあー、食べるー」


和気あいあいの中、少女とスケルトンナイトは対峙する


「・・・・・」


「まあ、しょうがねえっしょ、これだけ何回もここで戦ってんだしぃ?仲良くもなるっしょ、こっちもチャッチャと終わらせてパーティーっしょ、オーケー?」


「ちっ!チャッチャとなんか終わらせないんだからね!」


「からのー?」


「むきーっ!」


ガイイイィィィッ!


掛け声と共に瞬歩によりナイトの眼前まで迫った初香の抜刀による居合い斬りはナイトのゆっくりと前に出した盾により阻まれる


「ほいっと」


ドガガガガァッ!


呑気な掛け声と共に大剣が振り下ろされ衝撃で地面に亀裂が入る、そのまま持ち上げられた大剣と共に土砂が散弾の様に初香を襲う


「っ!【多重障壁】」


洒落にならないほどの威力を持っていたらしく散弾の様に飛び狂う土砂は5枚ほど展開された障壁をパリンパリンと壊し最後の1枚でなんとか防ぐことが出来た


「ほいっと、1殺目、余裕っしょ」


その声を聞きながら初香はナイトの繰り出す大剣により吹き飛ばされ、意識を手離すのであった




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