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『君の夏を書き継ぐ。』  作者: 茶葉


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『君と過ごす夏』第7話『今日という一日』

私は、少しだけ何かが変わった気がした。


何が変わったのかは、まだ分からない。


ただ、葵と一緒にいると、不思議と心が動く。


嬉しい。

楽しい。

少し恥ずかしい。


そんな感情が、次々と胸の中に浮かんでは消えていく。


今までの私は、何をしても、何を言われても、心が大きく動くことなんてなかった。


周りの人が笑えば笑う。

悲しんでいれば心配する。


でも、それは相手に合わせていただけだった。


なのに、葵と出会ってからは違った。



「……私、葵に助けてもらってばっかりだね」


ぽつりと呟く。


「そうかな?」


「うん。最初は私が葵を助けたのに、気づいたら私のほうが助けてもらってる」


葵は少し考えるように首を傾げて、それから笑った。


「じゃあ、お互い様だね」


「……お互い様?」


「うん。美琴が私を助けて、私が美琴を助ける。それでいいんじゃない?」


その言葉を聞いて、胸の奥が少し温かくなった。


「……そうかもね」


気づけば、私は笑っていた。


すると葵が、嬉しそうに私を見る。


「美琴、笑顔になってるね」


「え?」


「その顔もいいと思う」


その瞬間、私は気づいた。


私は今、人前で笑っている。


誰かに合わせるためでもない。

相手を安心させるためでもない。


自分が、嬉しいと思ったから。


自分が、楽しいと思ったから。


私は今、嘘偽りなく笑っている。


それが、なんだか不思議だった。



茶葉(ちゃっぱ)と言います‼小説の投稿をしていくので今後ともよろしくお願いします‼


広告の下にある☆☆☆☆☆から、作品の率直な評価をよろしくお願いします。


また、『ブックマーク追加』と『レビュー』も一緒にして頂けると、大変助かります。


コメントもぜひお待ちしております‼

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