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『君の夏を書き継ぐ。』  作者: 茶葉


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『君に出会う前の夏』第2話『終わらない夏休み』

毎朝、同じ時間に目を覚まし、制服に袖を通す。


窓の外では、今日も蝉(セミ)が休むことなく鳴いている。


その声を聞くたびに、「今日も一日が始まるんだ」と、少しだけ気持ちが重くなった。


毎日学校に行き、補習を受け、週末には模試を受ける。


帰ればまた机に向かい、受験勉強をする。


そんな毎日が、いつしか当たり前になっていた。


昔から私は体が弱い。


少し無理をするだけで熱を出しやすく、それでも周りに迷惑をかけたくなくて、「大丈夫」と笑ってしまう。


人の気持ちは、不思議なくらいよく分かる。


友達が笑っていても、その奥にある不安に気づいてしまう。


先生が励ましてくれても、その言葉の裏にある焦りを感じ取ってしまう。


誰も悪くない。


それでも私は、相手の気持ちを考えすぎるあまり、自分の気持ちを後回しにしていた。


だから、人が当たり前に楽しめることを、私は心から楽しめたことがほとんどない。


笑っていても、本当に笑えているのか分からない。


友達と過ごす時間も、学校行事も、どこか遠い世界の出来事のように感じていた。


気づけば、自分が何をしたいのか、何が好きなのかさえ分からなくなっていた。


人の気持ちは分かるのに、自分の気持ちだけは分からない。


そんな毎日を、私はただ繰り返していた。

茶葉(ちゃっぱ)と言います‼小説の投稿をしていくので今後ともよろしくお願いします‼


広告の下にある☆☆☆☆☆から、作品の率直な評価をよろしくお願いします。


また、『ブックマーク追加』と『レビュー』も一緒にして頂けると、大変助かります。


コメントもぜひお待ちしております‼

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