表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使と聖女は足元に転がる【赤い毛糸玉】に導かれる  作者: 黒船雷光


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/43

27・花鶴みゆきの視点3・図書室の誓い

 放課後の図書室がこんなに賑やかしいのは…良くないことなのでしょうが…


 国木戸(くにきど)の健ちゃん中心に、学園マドンナ古賀澤(こがさわ)さん、生徒会長桝村(ますむら)さん、乙女ギャル千鳥さん、IQチンピラ鹿部(ししぶ)さん…


 そして私花鶴(かづる)みゆき…は傍観者。


 傍観者…でしたが…「みゆきちゃんにコレを…」何と!健ちゃんが私の為に…赤い毛糸のクマをくれたのです。

「え?!そんなに困らせちゃった?!」泣いてる私にピントズレた慌て方をする健ちゃんは優しすぎて繊細過ぎて、そして他人の気持ちに頓珍漢です。


「もんち~おまえ、意外に垂らしだなぁ…花鶴ちゃんもモンチのこと好きなんだ?!」千鳥さんはギャルだけど、不良という感じがしません…御守(おもり)の鹿部さんはどう考えても堅気じゃないですが…ただ、彼も悪人という感じでも無さそうです。

 にしても、ギャルの嗅覚は侮れません…私も人間観察には自信がありますが…私自身…自分の事を自分では観察しないので、実はよく分からないのです。


「このクマを持つことができるのは、国木戸健一の気持ちを動かすことができた人間にのみ贈られるものと僕は分析している…花鶴君もその一人ということだ!歓迎する…【赤熊団】に!」


「そのグループ名だけは認めらん無い~」「ではやはりクリムゾン…」

「はるか、それ難しくて長くて呼ぶの難しくない?」

「【キーホルダーズ】っていうのはどうですかね?」鹿部さんがまさかの提案…

「カッコ良くなってんじゃねーか…チーマーかよ~ウケる」


「みゆきちは、何かあるか…お前もキーホルダー貰ったんだし」

 み、みゆきち…もうあだ名で呼ばれてます…同じクラスですが、会話は席を譲ったときだけなのに…

「え、ええぇ~…何でしょう…【クマ友(くまとも)】とか?」


「あ、いいじゃん、シンプルで!ソレで行こうぜ!」

「いいんじゃないでしょうか…」古賀澤さんも

「うむ。シンプルイズベストだな…」会長も

「ぼ…僕も、良いと思います」健ちゃんも…


「あは…なんか、決まっちゃうとテレますね」


 静謐が支配する神聖なる図書室が…《《こんな楽しい場所》》に変わるなんて…想像したこともありませんでした…歴史の本になぞらえるなら、『何も変わらないものなどない』と言われた気分です。


「ところで…【クマ友】は何をする会なのでしょうか?」

「あん?友達と一緒にいる時『この集まりの主旨はなんですか?』とかマジで考えたりするのか?…そん時楽しいことを皆ですればいいんだよ!」

「ナルホド…」


「いいえ違います」


「「「え?」」」皆がその発言をした古賀澤さんを見る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ