20・鹿部ヒロキと千鳥アキラ
「なんかさぁ~納得いかなくね?」
「何がですかい?」
「何となく」
「さっぱりわかりませんが」
「鈍ちんだな…ヒロキは」
「お…キラ☆が、ザックリし過ぎなんですよ…」
「モンチの事」
「あー」
「『あー』じゃねぇって…」
「何で急に興味持ったんすか?お嬢の趣味っぽくないっすね」
「そうか?」
「なぁ~真っすぐ帰るのダルくね?」
「カラオケっすか?」
「ユウキ達居るかな?」
「いやぁ~お嬢が断ったから流石に…」
「まあ、いいや…な、降りようぜ」
「まあ、おj…キラ☆が言うなら」
「ふふ…ヒロキ」
「何スカ?」
「おまえ…モンチの事少し気になってんダロ?」
「え?!」
「お、図星?」
「いやぁ~そういうのとはちょっと違う気が…」
「抱っこしてみてどうだったんだよ?」
「抱き心地は…おjy…キラ☆より…」
「あ、てめーウチと比較すんなぁ!」
「え?でも…具体的な数字言っても分かりませんよね?」
「ヒロキなにそれ…持っただけで正確な重さ分かるとか?宅配屋か?」
「そんなに正確じゃないっす」
「あ、でも経験あるんだ?」
「何の話でしたっけ?」
「ん?…あー、だからモンチだよ」
「国木戸健一っていうのが本名ですが」
「アイツの可愛さ反則だろ…なんで、今までウチらノーマークだったんだろ?」
「それなんですが…」
「え?何か知ってるのか?」
「マスクっすね…あと多分髪型」
「おー」
「ハム助は、一年の時前髪かなり長くて目なんかほとんど見えてなかったっすね…それにかなり大きなマスク常備でした」
「つまり、隠してたってことか…」
「まあ、そうですね…アレは何かトラウマ持ってますね…」
「ウマシカ?」
「それは馬鹿っすね…」
「虎馬?」
「心的外傷ってヤツですね…」
「ヒロキってたまに頭いいよね…」
「まあ、多少長生きしてますから…」
「ぎゃはは…ウチとの年の差なんて長い人生の中では誤差だってば!知ってる?ウチのパパとママ年の差十二歳…干支が一緒なんだぜ?」
「お嬢も勉強してください…」
「おーいきなり先輩づらで説教カヨ…」
「す、すいません…お嬢…そういうつもりじゃ」
「ナハハ…分かってるって」
「何がですかい?」
「モンチって訳アリだってこと」
「あーそうですね…」
「パンピー虐めるなってこと?」
「お嬢も一般人ですが」
「そうなのかなー」
「まあ、親父さん普通じゃないですが」
「ウチらこれからどうするのが良いのかなぁ」
「真面目に向き合えばいい気がします」
「モンチと?」
「全部です」
「重たいなぁ…」
「人の人生は背負うには重すぎますね…だから支え合うんじゃないですかね」
「うわぁ…なんかカッコいいなソレ」
「オレはお嬢に支えられっぱなしなんで」
「はっ!?…なんかハズいな…」
「あ、駅着きますね」
「今日はもう帰る」
「いや、もう自宅最寄り駅です」
「何なんだよ…」
「国木戸健一が可愛いって話かと」
「うーわ…ハズ」




