36話特別編 【悪魔ルキアVS魔法使い星螺&ゆいな】
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私はくらい森の中を歩いていた。あの人に会うために。私の運命の人
時刻は深夜2時。辺りは寝静まり、風の音すらもしない。
ゆいな「星螺…」
星螺、どこにいるの?私はひたすら歩みを止めない。その時だった。
?「デビミちゃん、君は美しいよ」
デビミ「ありがとうございます!私は貴方様と夜景を見に来れて幸せです!」
森の奥の開けた所。男女の話し声が聞こえる。あぁ、なんてロマンチックなのかしら。
デビミ「夜景綺麗ですね、ル…様」
?「綺麗だな。君と見に来れて幸せだよ。」
ル…様?誰だろう。よく聞こえなかった。
?「もっと綺麗にしてやろうか?」
デビミ「もっと綺麗にして欲しいですっ!」
?「ほらおいで。」
男が手を広げる、女は男…
ビシャ!ビシャ!
一瞬何が起きたのか分からなかった…さっきまで話していた女性の声が無くなる。
…そして辺りが赤く染まる。その鮮やかな色合いが今起きている危機を物語っていた。
ドクドク…
ゆいな「逃げないと…」
只事ではない。私は今血祭りを目にした。
女の頭はなくなっていた。血が吹き出る。
ゆいな「はぁ!」
?「女の子だぁ」
ゆいな「っ…!?」
まずい。バレた。
私は即座に場を移る
バァァァン!
ゆいな「!?」
私がさっきそばに居た木が爆裂する。
ゆいな「なんて力…。」
?「ナンバーツーのルキア。俺様が直々に目をつけたんだ。逃がさないぜ?」
ゆいな「…!」
ルキア!悪魔陣営のナンバーツー!倒せば…私は偉くな
れる。
ゆいな「ッ…!」
戦うか戦わないか。答えは決まってる。
私は歩みを止めた。
ゆいな「来なさいよ。ルキア。」
ルキア「おっ、やる気か?姉ちゃん」
ゆいな「終わらせる。」
ルキア「ひゃはは!よく言う」
ゆいな「黒魔術…ダークネス!」
私がそうつぶやくとルキアが鎖で縛られ…
ルキア「…うーんお前なんか似てるなぁ」
ゆいな「なにに?」
ガッ!
ゆいな「っ…!」
鎖が弾け飛んだ。
ルキア「ひゃはは!そんなんで倒せるとも?お前おもしろいぜ!」
ゆいな「まだよ。黒魔術魔弾!」
ダダダダ!
手のひらから生み出した魔力の弾をぶっ放つ。できるだ
け沢山。
ルキア「美味そうだな!」
ルキア「あーん!」
ゆいな「っ…!」
ルキアの口が裂け、魔弾を飲み込む。
ルキア「ひゃばばばば!」
ゆいな「ヒッ…!」
ルキア「次は俺様のターンだな!」
ルキアがこちらを睨みつける。
ルキア「悪魔術 狂苦来」
ガッ!
ゆいな「うっ!」
いきなりの頭痛が私を襲う。頭が破裂しそう…
ルキア「終わりだぜ!」
ルキアが私の髪を掴む。あぁ…私は終わるのか、こんな所で…あぁ、バカみたい。私はやっぱり…
その時空が光った。流れ星?
?「その子から手を離すんだ…ルキア。」
この声は…!
ゆいな「星螺っ…!?」
空から巨大な星に乗った少年…星螺が現れる。なんてかっこいいの
ルキア「なんだ?」
ドォォォォン!
星螺がルキアに突進する、ルキアは吹き飛ぶ。
星螺「ゆいなには指ひとつ触れさせない。」
ルキア「ひゃははは!これが愛か!おもしれぇ!…触れてやるよ。」
ルキアが私に接近する。
星螺「星術、スターライト!」
ガッ!
無数の星がルキアにぶつかり、ルキアを吹き飛ばした。
ルキア「痛てぇなひゃはは!こいよ、もっと!」
星螺「黙れ…悪魔」
ルキア「次は俺様のターンだぜ」
ルキア「黒魔術…」
ゆいな「黒魔術!?」
私のわざとおなじ…なんでこいつが
ルキア「マッドダークネス」
ガッ!
ゆいな「うっ!」
気が狂うような感覚と共に身体が勝手に動く、そして…!
ガン!
星螺「いっ!」
ゆいな「な、なんで!?」
私は勝手に星螺を殴ってしまっていた。何が起きてるの?!
ルキア「ひゃはは!大好きなヤツを大好きなヤツが殴る!なんておもしれぇんだ!」
星螺「非道め…許さないよ。」
星螺が星に乗る。
星螺「星術 スピードスター!」
ビュン!
星螺がルキアに突進する…が
ガッ!
私は星螺が乗ってる星を蹴り飛ばした。
ルキア「ひゃはは!なにやってんだ!」
星螺「っ…!」
ゆいな「な、なんでよ、」
身体が勝手に動く。
星螺「ゆいな。大丈夫だよ。怖がらないで」
ゆいな「星螺…!」
星螺「僕らの愛は誰にも壊せないよ。」
ルキア「じゃあその愛…壊してやろう。」
ビュン!
ルキアが星螺の体を掴む
星螺「っ!」
そして地面に叩きつける!
星螺「いっ!」
ゆいな「星螺…!!」
星螺「負けてられないよ。」
星螺はルキアを見つめ指を鳴らした。
星螺「終わりにしよう。」
ルキア「は?w」
空の星が光り輝く。そして星螺に力を与える。
星螺「いくよ。星術…ザ、ラスト トゥインクルスター」
キラン!
星が光る。星螺が手を合わせる
ゴーーーーーッ!!
真夜中の空に…流れ星が流れた。
ゆいな「綺麗…」
私は戦いなんか忘れて見惚れてしまっていた。
ゆいな「星螺と…結ばれますように。」
…
ゆいな「?」
流れ星が地上に向けて落下してきてる…?
星螺「ゆいな、離れるよ」
ゆいな「っ!?」
私は星螺に手を引かれ。森に入りこむ。
ルキア「なんだ?w」
空から落ちてくる流星はルキア目掛けて落ちる。
ドッ!
辺りが激しく光り輝いたその瞬間
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
凄まじい音が鳴り響いた。
ルキア「うぎゃぁぁぁぁああああ!」
断末魔とともにルキアが潰れた。
ゆいな「…星螺…」
私の呪いもとけたみたい。
星螺「…ゆいな、良かったよ。」
ゆいな「星螺のおかげよ…」
私と星螺は見つめ合う。
星螺「君にまた会えてよかった。」
ゆいな「私もよ!ずっと…ずっとずっと!!会いたかったの!!」
私は思いを告げる。
ギュ!
星螺を抱きしめる。
星螺「嬉しいよ…それと…君にずっと伝えたいことがあったんだ。」
ゆいな「!な、なーに?」
私は星螺を見つめる。きっと…私は胸がバクバクしていた。
星螺「僕…ゆいなのことが…す…」
グシャ!
ゆいな「っ…!!」
音が途絶える。声が無くなる。何も聞こえなくなる
ゆいな「な、」
さっきまでこちらを見つめていた優しい瞳がない。笑顔が…なくなった。
ゆいな「星…」
一瞬何が起きたのか分からなかった。理解したくもなかった。ただ。
ゆいな「赤」
たったさっき見た色。赤。その色が全てを表していた。
そう…星螺の頭が飛んでいた。
ゆいな「星螺ァァァァァァ!?なんで!いやぁぁぁぁぁぁっ!!」
ルキア「ひゃはははバカが!ざまぁみろ!」
恨めしい、汚い声。頭を何かが蠢く。
ゆいな「…黙れよお前ェェ!!!」
ルキア「残念だったな、これが運命だ。」
グチャグチャに潰れたルキアが呟く、
ルキア「…最後に言わせてくれ…お前。悪魔だろ。俺らと同じ。黒魔術は悪魔にしか使えない。俺らは兄妹だ。」
ゆいな「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
バタン
ルキアが倒れる
ゆいな「星螺…」
星螺はもう動かなかった。
ゆいな「許さない、許さない、許さないァァァァァァ!渚、そうよ!あいつのせい、全て、絶対殺してやる!ハァハァ…」
満月の夜。ゆいなの復讐が始まる。
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