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全てを失った俺は親友の99点の使命を胸に絆を掲げて世界規模のダンジョンに挑む、数々の悪魔を討ち!世界を平和にしてみせる!渚の世界を救うハーレム伝説物語  作者: 漫画好きオタそー
第1部 回想 小学編 渚と健バディ師弟物語。

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3話 渚達VSボス花風様【ダンジョン】

渚「ハァ…ハァ…ここが…!!」


健「花風がいるビルだな…!」


ゆい「ついたにゃんね!」


きのは「疲れたわ」


僕らはゆいときのはもつれて、花風様がいるというビルにたどり着いた。


ゆい「すごい覇気にゃんね」


そのビルは薄暗く、禍々しい魔力を放っている。


ゆい「ここが入口にゃん?」


ゆいが入ろうとする…だが?


ゆい「いた!にゃん…!」


ゆいが弾き返される、結界が張られているみたいだ。し

かし華麗に着地をする。さすが猫だ。


きのは「魔力で破壊できるかしら。」


きのはがつぶやく


きのは「狐術!祟破!」


ドォォォォォン!


凄まじい衝撃波がぶつかる…が…!

破れる気配はない。


きのは「だめね。」


健「なら俺が!!」


ゴーーーーーー


健が熊の姿になる。

そして…


健「おりゃーーーー!」


ドカーーーーーーーン!


健がタックルをした…どうだ?


健「いってー!!」


ダメだったよう…ビクともしていない。


健が元の姿に戻る。


渚「じゃあ僕も…!!」


太陽波を撃とうとする…その時だった!!


?「そこをどきなさい。」


健「だれだ?」


ゆい「だれにゃ!?」


きのは「だれよ?」


そこに現れたのは、黒く長い髪に、細い体、そして色気…こ、こいつは!?


渚「ゆ、ゆいな!?会えてよかった!!」


会えて嬉しい、僕…ゆいなも探していたんだ!


ゆいな「罪人と話す気はないわ。」


渚「え……」


あって数秒…拒絶された…!


ゆいな「ダークネス エクスプロージョン!」


ブーーーーーン


ゆいなから禍々しい闇オーラが溢れ出す


ゆいな「破れなさい!!」


ドォォォォォン!


凄まじい音が響き渡る…!結界は…!?


渚「えっ!?」


ゆい「なんてことにゃん!?」


きのは「凄いわ…!」


健「な、なにもの!?」


綺麗に結界が破れていた。なんて力なんだよ。僕らではビクともしなかったのに…!


ゆいな「花風様を倒して、星螺を救うのはこの私よ。」


渚「せ、星螺!?」


やっぱり…ここに星螺がいるんだ…!


スタスタスタスタ…


ゆいなが結界の中に入っていく。


健「俺らも行くぞ!」


ゆい「はいにゃ!!」


きのは「いきましょう。」


渚「うん!」


僕らはゆいなについて行く。


スタスタスタ…。


ゆいなの足が止まる。そして…こちらを振り返る。


ゆいな「ついてくるのはいいけれど、足手まといになるだけよ」


スタスタスタスタ


また歩き出す。


健「ちっ!やな奴だな!」


きのは「きにしないことよ。」


…足手まといになんか…なるもんか!!


ガチャ…


ゆいなが重たい鉄の扉を開く。


ギィィィィィィィ…


扉が開く、どうやら鍵はかかっていないようだ。


渚「っ…!」


僕は衝撃の光景を目にした…!


渚「っ…!」


?「ふふ…来たのかい。」


正面にある王席に座っているあいつ…雰囲気は変わっているが間違えなく…


渚「せ、星螺!!」


ゆいな「っ…!!会いたかったわ!」


健「あいつが星螺か、イケメンだな!」


渚「うん!!」 前より表情に圧倒的に色気が増している!


星螺「渚とゆいな…それから他は誰だい?」


星螺「新しいお友達かな…?」


ゆいな「名前呼んでくれた!うれしいっ!」


渚「そうだよ!!お友達!!星螺にも紹介したかったんだ!!」


健「おい!星螺!また、渚の元に戻ってやってくれよ!」


健が僕の気持ちを代弁する。


星螺「申し訳ないけれど…それは無理さ、…だって、今、僕は君たちの敵だから。」


星螺が笑う。


カッ!


星螺が指を鳴らす


すると…


ゴゴゴゴゴゴ…


星螺が座っている王席が上に上がっていく


ゆいな「潰れちゃう…!」


天井にぶつかりそうだ


星螺「大丈夫さ」


星螺がそう呟くと…


シュッ…!


星螺の姿がなくなった…


王席が…


ガンッ!


下におちる…なんだ今の演出?


渚「花風どこだ!!」


僕が叫んだ。その時だった…!


シュイーーン!


渚「なんだ?」


健「うわっ!」


きのは「何?」


ゆいな「来たわね。」


僕らが宙に浮く…そして…!

バン!


音が響いた…すると。


渚「ここは…?」


僕らは協会のような場所に飛ばされていた。


ピンポンパンポン! アナウンスが鳴る。


「第1ミッション、二人で協力して15体の敵を倒せ。尚、30分以内。倒せなかった場合。自宅へ転送され、もう二度とこのミッションへは、挑めません。」


渚「二人!?」


ゆい「他の皆がいないにゃ!」


辺りを見渡すが…健もゆいなもきのはもいない…


ゆい「そういうことにゃんね!他の皆も、同じようなミッションやってるってことにゃ!」


ゆい「さぁ、さっさと倒そうにゃん!」


渚「わかった!」 僕らで協力をすれば、15体なんて楽勝だ!!


ゆい「来たにゃんよ!!」


真正面の扉が開く、入ってきたのはコウモリ1匹!サイズが異様にでかい、小鹿サイズはある…!


渚「魔コウモリか…」


空を飛び回る…戦いずらい。


ゆい「ジャンプは任せてにゃん!」


ガガガガガガガガ


ゆいが爪を研ぐ


ゆい「いくにゃん!!」


ピョン!!


掛け声と同時にゆいがジャンプする!!



ジャキーーーン!!!


魔コウモリ「キィィィィィ!!」



魔コウモリが引き裂かれ、地面に転がる…そして跡形もなくなくなった。


ゆい「やったにゃ!」


渚「次は…!」


ギィーーー



二本の鎌…細長い体…緑の巨体…。


ゆい「カマキリにゃ…!!」


人並のサイズはある、巨大なカマキリだ。鎌が鋭い…あんなん食らったら…鳥肌がたつ。


渚「僕に任せて!太陽波!!」



手に魔力を込め、熱の塊をぶっ放つ!!


ドォォォォォン!!


ジューーーーー!


カマキリの巨体が焼かれ…なくなる。


ゆい「次は?」


渚「魔グモだ!!」


シャキーーーン!


ゆいが切り裂く。


渚「次は!狼だ!!」


ドォォォォォン!


太陽波でぶっ飛ばす!!


僕達は弱点を補いながら次々に魔物を倒していった。


ゆい「はぁはぁ…後、1匹にゃん…!!」


渚「だね…」


ちょっと疲れてきた…でも、あと1匹だ…!


絶対倒す!!


ギィーーーー!


そこに現れたのは…!?


?「ぐへへ、美味そうな猫とガキだ!!」


巨大な角…鋭い牙…!


お、鬼だっ!?


先程とは次元が違う…!一歩間違えたら食われる…!


ダダダダダダダダ!!


鬼が口を開いて突進してくる!!


ゆい「…にゃっ…!?」


ゆいが逃げ遅れた…!食われそうだ!!!!


渚「あぶなーーーい!!!」


ダッ…!!


僕がゆいを抱き、転がる。


渚「大丈夫?子猫ちゃん。」


ゆい「…猫扱いするなにゃ…!なんだか…ドキドキしたにゃん…!」


いや、猫だろ…!と思ったが、僕は黙っておくことした。


鬼「クッ!避けたか…!次は!!」


僕は鬼の一瞬の隙を見逃さず、魔力を手に込める…!


渚「太陽ー!パンチ!!!」


全体重をかけたパンチ…!熱気が凄まじい。


ドォォォォォン!!


鬼「グァァァァァッ!!!」


鬼がぶっ飛ぶ!


渚「今のうち!!太陽波ッ!!!」


全力を込めて撃つ…!!これで倒すんだ…!!


ドォォォォォン!! 凄まじい音とともに、鬼がちりも残らずなくなった!!


「ミッションクリア、他の方が終わるまでお待ちください。」


ゆい「待機にゃんか…」


ゆい「てか…!渚っち!強すぎにゃん!かっこいいにゃん!!」


渚「いやいや〜笑」


ゆい「いやいや〜じゃないにゃん…!」


ゆいが人の姿になる! 茶髪にツインテール…小柄で赤い目…! やっぱり可愛い…!!


渚「その…照れたって言うか…」


ゆい「可愛いにゃん…!!」


可愛い…僕はよく言われるけど、ゆいからの可愛いはなんだか特別だ…。


ガンッ!


音が鳴る。 僕らの体が宙に浮かぶ…


ゆい「次にゃんね!!いくにゃんよ!!!」


渚「あぁ!行こう!」


バン!!


音と共に僕らは新しいステージへと飛ばされる


渚「次の組み合わせは誰なんだろう…!」


渚は次は誰と組むのか…!?僕らは新しいステージへ飛ばされる



渚「っ…ここは?」


巨大なショッピングモールだ、


きのは「ショッピングモール…どんなミッションなのかしら。」


きのはさんが呟く、次のペアはきのはさんか!


ピンポンパンポン! アナウンスが鳴る


「ミッション2、3分以内に屋上まで登りきってください、エレベーター、エスカレーターは故障中なため使えません。100階あります。ではスタート!」


渚「はぁぁぁぁぁ!?」


100階を3分?無理だろ!


きのは「いそぐわよ!もう始まってる。」


きのはが走り出す、僕もついて行く しばらく進むと階段を発見した。


きのは「狐術 疾風」


ビュン!


きのはさんがいなくなる。


渚「まずい、僕も!」


太陽エネルギーを足に込める


渚「太陽 …!ダッシュ!」


ビュン!


凄まじい速さで駆け上がっていく


ダダダダダダダダ


5階、10階…


「あと2分」


渚「いそげ!」


今のペースじゃ間に合わないっ! それに…


渚「きのはさんはやすぎだろ!」


どこにもいない、


足音すら聞こえない…!


ダダダダダダダダ!


15階、20階、25階…!


「あと1分30秒」


渚「いそげっっ…!!!!!!」


ダダダダダダダダダダダダダダダダ!


30階、40階、50階…!


「あと1分です。」


渚「まずい!」


あと1分で半分…!いけるか!?


健の言葉を思い出す。


回想


健「足だけではない、全身に魔力を込めろ。キックには、足の力だけでなく、上半身のちからも必要だ。」


渚「えー!」


現実に戻る


渚「そうか!」


僕は全身に魔力を込める!


渚「おりゃゃぁぁぁぁあ!!」


ビュンビュンビュンビュン!


凄まじい速さで駆け上がる。


65階…75階、85階!!


「あと30秒」


渚「いっけーーー!!!」


足が痛い、なんて言ってられるかっ!!!


ビュンビュンビュンビュン!


95階…!


「あと5秒」


渚「おりゃぁぁぁぁあ!!」


ビュンビュン!


渚は間に合うのか!?!?


渚「あかれーーー!」


「あと2秒。」


ガチャ!


扉をぶち開ける 滑り込む…!!


渚「はぁはぁはぁはぁ…どうだ?」


「きのはさん、渚さん、ミッションクリア。他の参加者が終わるまでお待ちください。」


渚「よっしゃ!!!はぁはぁ…」


疲れた


バタン


僕は地面に倒れ込む。


きのは「鍛錬不足かしら。疲れすぎよ。」


きのはさんが余裕で呟く、いやおかしいだろ!


渚「なぜ、…はぁ、そんな楽に…」


きのは「魔力を体に循環させるのよ。」


渚「循環…!」


覚えておこう


ガッ!


僕らの体が宙に浮く。


きのは「次来たわ。」


渚「行こう。」


僕らは次のステージへ飛ばされる 次は誰と組むのか…!脱落者は出るのか…!?


ガンッ!


新たなステージへ飛ばされる


渚「ここは…?」 次は体育館だ。 次のペアは誰だろう。


渚「え、ペアがいない!」


辺りを見渡すが誰もいない。


渚「どうなってんだ?!」


その時だった…!


ゴーーーーーー!


体育階の真ん中の空間が引き裂かれる…!


中から…!!


渚「え、えっ…!?」


いかにも悪そうな黒い戦闘服を着た男があらわれる。


バキバキの肉体…まさに細マッチョ…凄い。


巨大な黄金の逆十字架ネックレスをつけている


ピンポンパンポン


アナウンスが鳴る


「ミッション3、2分以内にボス敵を1人で2匹倒せ!」



?「なんだ、噂に聞いた花風のミッション、こんなつまんねーのか。」


男が頭を搔く


渚「だ、誰ですか!?」


男「んんー?笑」


男はこちらを振り向き顔を近づけてくる…ち、ちかい!


男「いいか?よく聞け。俺様はデビルだ」


渚「デ、デビル!?」


デビルって…!


神話でしか聞いたことない…!


男「俺様がミッションを破壊してやる!ヒャハハ!」


渚「デ、デビルとチーム!?」


男「お前邪魔だ、下がっとけ。」


渚「えっ、」


ひどい、なんてこと言うんだ…


ギィーーー


巨大な岩の体をした何かが入ってくる…で、でかい!


男「岩男か、つまんねーな」


岩男「カスが潰してやる!」


渚「危ないですよ!」


男「黙れ、平気だぜ」


ビュン!


岩男がパンチを繰り出す。


男「おせーな、もっとはやくうてねぇか?」


ガンッ!


男が片手でパンチを受け止めた…!?!?


男「ふん!」 岩男の拳を持ち


岩男「!?」


ビュン!!


ドォォォォォン!!


渚「投げ飛ばした!?」


あの巨体を…!?なんて力だ…!!


バラバラ… 粉々になる


男「もう終わりか?補強しとけよ。」


ギィーーー


まだしも何かが入ってくる


黒い体に…でっかい金棒…いかにもやばそうだ…!


黒鬼「弱そ…」


男「黙れ鬼如きが。」


男「悪魔術、狂苦来(クルクルクル)」


男から謎の漆黒の魔力が放たれる、


黒鬼を包む


黒鬼「くっ…!」


黒鬼が倒れ込む


男「邪魔だ」


黒鬼「すみませんでした!今すぐ終わらせます!」


黒鬼が、金棒を振るう…そして!


ガンッ!!


自分に当てたっ…!?


黒鬼があとかたもなくなくなる。


渚「な、なんて強さ…だ!」


男「またなボーイさんよ」


男「あと、助けた訳では無いからな?遊んだだけだ。」


男が手を振る、そして姿をなくす。


渚「どこに…!?」


渚「てか!これはクリア判定なるのか!?」


僕は不安になる。


「渚さん、ミッションクリア。他の参加者が終わるまでお待ちください。」


渚「よかった!」


なんだか得をした気分だ。


僕は皆が終わるまでしばらく待った。


ガッ! 体が浮かぶ


渚「次は頑張るぞ!」


僕は次のステージへ飛ばされた。


ガッ!


新たなステージへ飛ばされる


渚「ここは!」


巨大なゲームセンターだ。


渚「なんだこれ!?」


辺り一面に大量のクレーンゲームが並んでいる。


ゆいな「アホらしいわ。対戦を期待していたつもりが……」


ゆいながため息を着く


ピンポンパンポン!


アナウンスが流れる


「ミッション4、30分以内に、クレーンゲームで、赤、青、緑、黄色、ピンクのアイテムを各二個ずつゲットする。尚ゲーム機を破壊した場合ペナルティが発生する。お金はかからない。」


ゆいな「簡単ね。」


渚「いやムズいやろ!」


二個ずつか……かなりハードだ。


「スタート!」


ピッ!


タイマーの音が鳴る。


ゆいな「絶対とるわ。」


ゆいながもうクレーンゲーム前に立つ


渚「僕も!」


赤い苺枕があるクレーンゲーム前に来た


渚「僕クレーンゲームは得意なんだよ」


ウィーーーーン


レバーを動かす、狙いを定める


渚「ここだ!」


ウィーーーーン!


ガシャ!


渚「掴んだ!」


やった!勝ち確だ! だが……


ドサッ!


渚「落ちた!?」


途中で落下した……


僕は頭を抱える……


バシ! ドサッ!


ゆいな「簡単ね。」


渚「えーーー!?」


ゆいなへ視線を向ける、もう緑を二個もゲットしてる、


渚「いや、どうやってそんな早く……」


ゆいな「2台同時操作よ。」


渚「えーーーーー!!」


ゆいな「うるさい。早くやらないと時間なくなるわよ。」


中央にあるタイマーを見る、


あと25分……まずい


渚「とるぞ!」


ウィーーーーン!


慎重に動かす


渚「ここだーー!」


ボタンを押す


ウィーーーーン


ガシッ!


渚「掴んだ!!」


後は運に任せる。


…… ドサッ!


渚「と、とれたー!!」


やったよ、ついに


ゆいな「1つで喜ぶなんてお気楽さん。私はもう4個。」 渚「はぁぁぁぁぁ!?」


ゆいな「急ぎなさい。」


僕はダッシュで、クレーンゲームをやりまくり、沢山集めた。……あと3つだ。 タイマーは?!


渚「あと5分!?」


ゆいな「頑張りなさい。」


ゆいなは椅子に座り大量の荷物を持ち、満足している。 はやすぎないか?腹立つなー


渚「いそげ!」


僕は何とか黄色1つとピンク1つゲットする。


渚「あとピンク1つ!!」


ウィーーーーン!


渚「ここだぞ!」


よし ボタンを押す


渚「いっけ!いっけ!」


ガシッ


渚「きたーーー!」


ドサッ


渚「なんでやねん!!」


タイマーは!?


渚「あと30秒!?」


や、ヤバいいそげ ウィーーーーン


渚「ここですよ。絶対。」


そして押します。


ポチ!


ウィーーーーン


ガシッ


掴めましたよ!


ウィーーーーン


渚「いけーーーっ!!」


ドサッ


渚「きたーーーーー!!」


ピピピピ!ピピピピ!


アラームが鳴り響く


「ゆいなさん、渚さん、ミッションクリア。尚、きのはさんとゆいさんは脱落しました。」


渚「えっ……!?」 あのきのはさんが……!?それより!ゆ、ゆい!大丈夫なのか!?


「他の参加者は終わっているようです。」

ガッ!


体が浮かぶ


渚「悔しいけど、悲しむ暇はない!」


僕は新しいステージへ飛ばされた。ガッ! 僕らは新しいステージへ飛ばされる


渚「次はどこだ?」


僕が飛ばされたのは果てしなく広い紫の空間……


渚「なんだここ……?」


健「渚!!」


渚「健っ!無事だったんだな!!」


僕は安心した、同時に健の大切さに改めて気づいた。僕には健が必要なんだ!


健「あぁ!良かったな!引き続き頑張ろうぜ!」


渚「あぁ!グータッチ!」


僕が拳を突き立てる


健「あぁ!」


ガンッ!


拳がぶつかる。


ゆいな「2人とも警戒しなさいよ。この空間今までと違うでしょう。」


渚「確かに……」


前みたいに何かある訳でもない……ただ広い紫の空間……


ピンポンパンポン


アナウンスが鳴る……


ミッション内容は……!


「最終ミッション 巨大ドラゴンを皆で協力して倒せ!時間 制限はない。負けたら……?」


健「ついに来たな強そうなやつ!」


渚「絶対勝つ、僕らの絆は……!!」


健「最強だ!」


渚「最強だ!」


ゆいな「来るわよ!」


ゴーーーーーー!


凄まじい音共に天井が破壊される


渚「ついに……」


健「始まる!!」


ドラゴンが降りてくる


ドラゴン「グォォォォォ!!」


立派な角に、ありえない程のサイズ……桁が違う事をぼくらにわからせる。


健「いくぞ!!」


渚「あぁ!」


ゆいな「ドラゴンは炎と氷属性ね。凍てつく氷と燃え上がる炎を吹いてくるから気をつけましょう。」


ゆいなが華麗に分析する。


健「ライダーキック!」


ドン!


ドラゴン「?」


健「っ!次元がちがう!!」


健の攻撃が効いていない。


ドラゴン「グォォォォォ!」


ドカン!


健「っ!」


健がしっぽで吹き飛ばされる。


渚「負けるな!太陽……!パンチ!!」


ドォォォォォン!


ドラゴン「ぐぁぁ!」


ドラゴンが渋い顔をする、少しは効いたようだ!


健「負けてられるかよ!相棒!」


健が刀を取り出す!


健「打術!ゴリ押しギリ!!」


ジャキーン!


ドラゴン「グァァ!」


健がドラゴンを切り裂く!


ゆいな「気をつけなさい。そろそろカウンターがくるわよ。」


渚「っ……!」


ドラゴン「グラーー!」


ボォォォォ!!


ドラゴンが炎を吹く


渚「くっ……!」


避けられない!


健「バカヤロウ!!」


健が、僕をぶっ飛ばす!


ドォーン!


渚「危なかった!」


健「気をつけていくぞ!!」


渚「あぁ!ありがとう!」


ゆいな「そろそろ行きましょうか。黒魔術……闇雨」


ザーー!


ドラゴンの頭上にだけ黒い雨が降り注ぐ


ドラゴン「グァァ!」


ドラゴンが怯む、さっき僕らがやった攻撃とは桁違いの怯みだ!


渚「強すぎないか!?」


渚達はドラゴンを倒せるのか!?


健「強すぎんだろ!」


健「ぶっ飛ばす!打術!疾風迅雷!」


ビュン!


凄まじい速さで、ドラゴンを切り裂いていく!


ドラゴン「ァァァァァァァ!」


断末魔が鳴り響く……


渚「ナイス!太陽波!極!」


魔力を集中させ、巨大な太陽玉を作り上げる


渚「おりゃぁぁ!!」


ドォォォォォン!!


ドラゴン「ぐぎゃぁぁ!」


ドラゴンがふらつく


ゆいな「黒魔術 妖力吸収」


ドラゴンからパワーがゆいなに吸い取られていく


ドラゴン「グァ……」


渚「もう少しだ!」


健「いくぜ!!」


僕らは同時に突っ走る!が……!


ドラゴン「グラァァァ!!」


目先に映るのはドラゴンが吐き出す凄まじい氷の雪崩!


渚「まず……!」


健「くっそ……!」


僕らは終わりを覚悟した……


あんな凄まじい氷の雪崩、食らったら終わる……!


ゆいな「っ……!危ないわ!」


ダダダダ!


バッ!!!


ゆいなが、僕らの前に出て手を広げる……!?


な、なんで……!僕なんかを!!!


渚「ざ、罪人を助けるなよぉ!!!」


健「っ……!あいつ!」


ゆいな「……友達……でしょ?渚。あとは任せたわ……お願い……」


渚「どけ!どけよ!!」


ゆいなはどかない。


まだ小さな体を精一杯に広げる……


ゆいな「渚……星螺を……」


ゆいな「助けて……」


ゆいなが初めて僕に満面の笑顔を見せる。曇りひとつない、ゆいなの笑顔……!


渚「ゆ、ゆいなぁぁぁぁぁ!!!!!」


僕は叫ぶ!


カチン!


ゆいなが凍る、1ミリも動かない


コロン……


ゆいなが転がる。


渚「く、くそぉぉぉ!」


ゆいな……なんで僕の為に…… そ、それに……!! ドラゴン……!本気で腹が立つ、ゆいなを!許さない!! どんな時でも、僕をひたすら守ってくれて、分析してくれたゆいなを…よくも……!!絶対、絶対……許せない!!


渚「滅亡……!奥義!太陽波連発!」


僕は凄まじい怒りのエネルギーを魔力に変換する……


そして!撃ちまくる!


ドォォォォォン!


ドォォォォォォン!


ドォォォォォォォン!


ドォォォォォォォォォォン!!


ドラゴン「グォァァァァ!!」


健「……ゆいな、ありがとう!!勝つ!!」


健が走る


健「打術!滅ギリ!!」


健が切り裂く!


ゴーーーーー!


ドラゴン「ァァァァァァ!」


ドラゴンがふらつき……


ドォォォォォン!!!!!


倒れた……!や、やった……!


「ミッションクリア。」


僕らの体が浮かぶ


渚「次は花風だ!」


悔しい……悲しいけど……泣いていられないんだ……!僕は……!


健「いくぞ!!花風!!!」


2人は花風様を倒せるのか!?


ガッ!


ビュン


渚「ついに来たか」


健「ここは……巨大な草原だ……!」


僕らは巨大な草原に飛ばされた、ここに……花風が!!


渚「どこだ!」


ドン!


音が響き渡る……


星螺「ふふ……来たのかい」


渚「星螺!!」


星螺が、数メートル先に立っている。


星螺「おめでとう。よくここまで来たよ凄いよ〜……だけれど。ここからは次元が違うよ。」


カッ!


星螺が指を鳴らす


星螺「精々頑張るがいいよ……ま、無理だろうけどさ。」



シュッ


星螺が姿をなくす 地面が揺れる


ドォォォォォン!


凄まじい音と共に、地面から、巨大なツタが出てくる


健「気をつけろ!!」


ドォォォォォン! 僕の目の前の地面が粉砕される


渚「っ……!」


渚「なんだこれ!」


凄まじい高さだ。50Mはある……!


健「こいつはおそらく花風じゃない!花風の手先だ!」


渚「う、うそだろ!」


手先でこれほどの強さ……!


渚「焼く!!」


僕は手に太陽エネルギーを込める


渚「太陽波!!」


ジューー!


ツタ「我を焼くか。」


ツタが喋る、異次元だが、びっくりしていられる余裕はない!


ツタが燃える


ツタ「くっ……!」


ツタが暴れる


ドォォォォォン!


ビュン!


僕はひたすらかわす……


ビュン!


ドォォォォォン!


ビュン!


健「切り裂く!打術!疾風迅雷!」


ジャキーンジャキーンジャキーン!


ひたすら健が切り裂いていく!


渚「太陽波!!」


そして焼く!


ツタ「うぁぁぁぁぁ!」


ジューーーーー


ツタが燃え、跡形もなく無くなる、


渚「花風出てこいっ!!」


健「いるのは分かってるぞ!!」


?「私に勝とう等。愚かな人間よ。」


空から美しい女性が降りてくる。緑の巨大な翼を羽ばたかせながら。


渚「ついに来たか!!」


健「勝つ!!」 渚と健は花風様に勝てるのか……!?


緑の翼をもつ女性が地面に佇む、 その姿は神々しい……ボスというよりは神そのものだ。


花風「私は花風と申す。全属性の力を授かった魔物だ。」


渚「全属性!?」


つまり…弱点がないってことか!? なんて言うことだ。弱点がない敵がいるなんて……


健「厄介だな、だが引く訳には行かないぜ」


ダダダダ


健が走る、攻撃を仕掛けようとしていると見てわかる


花風「遅いですよ。」


花風「風術、猛吹雪」


ゴーーーーーー


空が暗くなり……雪が降る、 冷たい塊が僕らを怯ませる。 只管に降る雪は、視界を眩ませた。


渚「な、何が起きたんだ!?」


そして…… ビュゥゥゥゥゥ!!


凄まじい猛吹雪が僕らを襲う……! 僕らの皮膚を雪が覆っていく。


渚「さ、寒い!!」


健「くっ……!」


健は吹雪を耐え、進んでいく、止まるな、進め、進め!


健「負けるかよ!!」


花風「無駄ですよ。」


ブォォォォォォ!


健「くっそ!!」


ビューーーーー!!


健が吹き飛ばされる、くっ……なんて強さだ。環境を変化できる……!只者では無い。


健「寒いとか関係ねぇ、俺たちは勝ちにきたんだ!」


渚「そう来るなら……!!」


僕だってやれることはある。 僕は全力を振り絞って、魔力を込める


渚「太陽波!!」


太陽エネルギーを空に撃つ!これで……!


ゴォォォォ!!


太陽が雪を溶かす、 ただ風は止まない。ただ無心に吹き乱れる。


健「風が吹くなら風を利用だ……!打術!疾風迅雷!!」


健が魔力を使い風に抵抗し突っ走る!


渚「おりゃぁぁぁぁぁあ!」


ジャキーンジャキーンジャキーン! 花風様を切りさ……


花風「痛くもないですが。」


花風様の体が再生した……!


傷が治癒していく……!


渚「効かない!」


花風「雷術、ライトニング。」 ゴロゴロ……


風が止み、空が唸る。まるで夜中のように暗くなる。


ザーーー


雨が降りだす……1滴1滴が冷たい……


健「渚!!わかるな?」


渚「わかってる!!」


健から最初に教えてもらった技。肉体強化だ……


魔力を手 に込めて……胸に当てる。


花風「サンダーボルト!!」


ゴォォォォン!


雷が落下する、僕らはかわしていく。


ゴォォォォン!


健「左だ!」


渚「あぁ!ありがとう!」


ゴォォォォン!


凄まじい迫力だ。


健「今だ!!」


健「ライダー!キック!!」


健が全力のキックを打つ……が?


花風「闇術……ダークカウンター」


ドォォォォォン!


吹き飛んだのは健の方だった……!


健「くそ!!」


花風「草術、肉食植物。」


ドォォォォォン!


地面から巨大な口を持つ花が現れる。


健「なんだ!?」


渚「くっ……!」


ガブッ!


渚「!」


僕は気づいたら大量の唾液が溢れる口の中にいた。


渚「う、うわぁ」


ねっとりとした暖かい液体が僕を包む。


健「お前ってやつは!やっぱりたまに油断しがちだよな!!」


健「打術……!乱裂!」


ジャキーンジャキーンジャキーンジャキーンジャキーン!


健が肉食植物の口を切り裂く、僕が落下する


渚「健……!ありがとう!!」


健「当たり前だろ?」


健がグッドサインを見せる


渚「倒すんだ!」


花風様「あなた達は弱者です。光術、レーザー。」


ウィーーーン! 赤いレーザーが放射される。当たったら確実にまずいやつだと予測できる。


健「よけろ!体が焼かれる!」


渚「あぁ!」


ビュン!ビュン


僕らはひたすらかわしていく、当たらないように


渚「花風を倒すんだ!!」


健「渚!倒すぞ!!俺らは生きて!」


2人「勝つんだ!!」


渚「花風!こっちだ!!」


僕が叫ぶ。


花風「はやい……」


渚「太陽パンチ!!改!」


健から教えてもらった事を活かす……パンチは拳だけじゃない全身で打つんだ。 魔力を全身に込めて……打ち抜く!!前みたいな拳だけに魔力を込めたパンチじゃない!!


ドォォォォォン!


花風が吹っ飛ぶ


健「かーーつ!!」


健が、走る……走る!そして……


健「打術!ゴリ押しギリ!!極!」


ジャキーン!!


花風「うぅっ……!?」


花風の体を真っ二つに切り裂いた……


花風様をついに倒せたのか!?


渚「健!!」


健「渚!!やったな!!」


僕らはついに……!花風様を倒したんだ!! 安心と喜び交互に僕を襲う。


健「渚!!」


健が拳を突き立てる。


渚「あぁ!!」


ガツン!


拳を打ち付けた。僕らは、最強の親友だ! その時だった……!


花風「うふふふ」


渚「っ……!?」


僕が驚きのあまり腰を抜かす。


花風の体が……!再生して……


な、なんでありえない。


花風「終わりよ」


巨大な鎌を花風が持っている、僕は腰を抜かしたまま立ち上がれない、僕、こんな所で……!


ビュン!


凄まじい速さで鎌が振られる。僕は身動きが取れない。 反応が遅れる。


ビュンッ!


僕は目を瞑る。 グシャッ! 凄まじい斬撃音が鳴り響く……


僕は終わっ……


渚「?」


痛みを感じない……


不思議に思い目を開ける。


渚「……!!!け、健!!??」


鎌が健のお腹に突き刺さっていた、健!? 健は大丈夫なのか!?


鎌が健のお腹に突き刺さっていた、


健!?


渚「な、なんで……!!!」


健「友達……いや、親友……だろ。」


バサッ


健が膝をつく


グシャッ!


鎌が抜かれる


バタン!


健が倒れ込む、僕は状況が上手く理解できないでいた。 あ、ありえない


花風「終わりですよ。あなたも。」


渚「ふ、ふざけるなよ……、お前……。」


声が震える。何余裕ぶってんだこいつ。……絶対。仕留める。 僕が立ち上がる。


渚「終わらせる。」


花風「無理ですよ。」


体に魔力を込める……その瞬間だった……!


渚「なんだ?」


ポケットが光り輝いている、


ガサッ


光を見るためポケットを探る、


そこにあったのは……


渚「絆ルビー?」


闇ルビーをポケットに入れていたはずが、真ん中に書かれている文字が闇から絆に変わっている、それから、色も 黒じゃなくて透明に…… 光が眩しく輝く


花風「隙あり!」


花風が僕に向けて鎌を振り下ろす……が


カランカラーン!


渚「健!?」


健「渚は……俺が……ま、もる」


健が、鎌を叩き飛ばした


渚「っ……!健……生きていたのか!」


僕はあまりに嬉しくなるが、喜んでいる暇はない。 絆ルビーの赤い光が僕の体を包む。同時に健は白色に発光する


健「なんか体が……」


渚「もしかして……」


僕は有り得るわけもないことを考える……だけれど出来 るのなら……凄まじい力を持つはずだ。


渚「健。」 僕は拳を突き立てる


健「渚……」


ガッ


健は震えながらも僕の意思を感じ取り、拳を叩きつける 2人が光り輝く、僕らの色が交わる。


渚「僕の赤と健の白が混じってピンクになった。新たな可能性が生まれた……なら」


僕は呟く。これで倒せる気がしたから。


健「そうか……俺らの……」


健も気づいたようだ。 僕らは同時に駆け出す!


花風「なにですか。無駄ですよ。」


無駄なんかじゃない。


渚「太陽波ーーー!」


僕は魔力を込めて撃つ!! 健が太陽波を刀に巻き取る


健「太陽波……!ゴリ押しギリ!!」


ジャキーン!


燃える刀が、花風を頭部から切り裂いた……


花風「…なるほど……2人の技を組み合わせたか……これで私を……焼き……切った……お見事……です。。」


バタン、 真っ二つに切り裂かれた花風が倒れ込む 跡形も残らず無くなる。


渚「健!」


バタン


倒れた音がした、僕には何が起きたのか一瞬理解出来なかった。


渚「健……?」


健が倒れている


渚「なぁ、健、うそだろ、ちょっと疲れたんだよな?お腹の傷治療……」


健「俺は……もうダメみたいだ」


健の静かな一言が僕の胸に突き刺さる。


渚「健、嘘だよね?また一緒に旅出来るよね?ね?……」


僕は最悪の事態から目をそらすために会話を続ける


健「内臓に穴が空いてる……もう治療は不可だ……」


だけれど健は変わらなかった……。


渚「やだよ、居なくならないでよ……!」


いなくなるなんて有り得ないんだ……


健「ごめん、渚……これまで……楽しかったよ。」


渚「いやだ!いやだよ!」


僕は叫ぶ、いなくなるなんて……!


健「最後になるから……最後に話させてくれ」


渚「いやだ……いやだよ。」


健が僕の手を掴む……


健「お前は気弱で弱虫でいきなり、師匠になってくれって……困ったやつでさ、すぐに油断するし、ケチつけるし初めて会った時から、変わった変なやつだった」


健「ほんと世話が焼けるやつでさ」


健 回想


初めて会った日、気弱に挨拶返したあいつ、なんだか弱っちーなって思ってたんだよ。


しかもあの後……魔犬に襲われて負けそうになっててさ、あんな雑魚にやられるなんて……って思った。 だけど渚、あいつは俺に師匠になってくれって……バカかと煽ろうと思ったんだ……


だけど暇だったから弟子にしてやったわけで。 そしたら俺を変な化け物だと疑いやがって、腹立たせて、 でもそれも今は笑える思い出で


そしたら最初は弱っちかったけど、教える度に強くなって…… ひそかに、戦う時、渚がいる事で安心している俺もいた。 こいつだけは俺の裏、魔物の姿を認めてくれた。


……あんなに強くなりやがって、今は俺より強いじゃないか笑、


最高の弟子……いや共に笑い合える大親友だったんだ。


渚「ごめん……」


健「謝らなくていい……でも、努力家で……仲間思いで優 しくて……誰よりも笑顔が素敵で」


渚「う、うぅ……」


涙が止まらない。


健「そして大好きでかっこいい俺の大親友だ。渚……俺も嫌だよ。お前と離れたくない……まだ……一緒にいたかった……でも……」


渚「やだぁやだよぉ……!」


僕は泣きわめく、冷静でいられない……!


健「居なくなってもずっと大親友だから。お前は強い。安心しろ。99点だ。」


渚「やだよ、やだ!うぅっ……」


健「ごめんな。99点の理由は。お前はまだ強くなれるから。もっともっと……強くなれる。お前には俺と違ってまだ可能性がある……」


渚「グスッ……そんな事言わないでよぉ……!」


健「だから……お前に託したい……泣かないで聞いてくれるか?」


渚「泣かないなんて無理だよぉ……グスッ」


健「笑ってくれ。俺はお前の笑顔が好きなんだ。」


渚「うぅっ……」


僕は涙を拭く……健……健に最後くらい笑顔でいて欲しい……


渚「いいよ……話して」


僕は涙を隠して笑う。


健「本当は……花風の他に、真のボスがいるんだ……そいつを……お前が……」


健「倒して……くれ。」


健の目が半開きになる。手を掴む力が弱まる……。


健「最後にお前の笑顔が見れて……幸せ……だ。」


手が離れ……目が閉じる……呼吸が止まる……音がなくなり、うんともすんとも言わない。 ただ聞こえるのは風で葉が揺れる音だけ。 生命が終わったことを意味する。


渚「……ううっ、僕無理だよぉ……健がいないと……むりだってば……!!うわぁぁぁん!」


僕はひたすら泣いた……だだっ広い草原に僕の声が果てしなく響きわたる。 しばらくして……


星螺「……終わったのかい……」


星螺がこちらに来る、今は話したい気分じゃない。


渚「終わったのかいじゃないよ!健、健が……!」


一体微動だにしない健を星螺が眺める。


星螺「……亡くなっちゃったんだね……。仕方が無いことだよ。人は失って強くなるのさ。」


星螺「おめでとう。ミッションコンプリート。こちらを差し上げるよ。」


星螺が謎のチケットを手渡す


渚「温泉旅行券10万円分……だと?ふざけてるのか!」


僕は星螺からチケットを奪い取り ビリビリ! 破り捨てた。


星螺「おやおや……気に入らなかったかい、じゃあお帰り。」


カッ!


星螺が指を鳴らす。 僕は自宅に飛ばされていた、


自分の部屋だ。


父「渚ー!ご飯できたぞー」


父の声が響く


渚「今日はいらない……」


父「えっ、腹減るぞ!」


渚「要らないから。」


僕は感情を無くして呟いた。


渚は立ち直れるのか!?


第2部へ続く

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