27話 天使のお仕事〜俺の大事な人なんだから。〜
ここまでご覧頂き大変感謝しております!どうぞご覧くださいませ。
さち「おばあちゃん!嘘酷い!」
さちがムスッとした顔でおばあさんを軽く睨みつける。
史子おばあちゃん「すまんすまん、笑あんたこうせんとおきんからのう」
おばあさんが笑いながら呟く。ちっともすまなさそうではない。
史子おばあちゃん「起こしたつーことはお仕事じゃ!」
さち「お仕事っ!」
渚「お仕事!天使のお仕事って具体的にどんなことをするんですか?」
俺がおばあさんに話しかける。おばあさんはこちらを振り向き微笑む。
史子おばあちゃん「街中に降りて、困っている人を救ったり、他には魔物を倒したり、事件を解決したり、簡単じゃ
よ!」
史子おばあさんがグッドサインをする。…いや、ちっとも簡単には見えないのだけれど…。
渚「大変ですね。忙しい。」
結構天使は重労働なんだな。…が
さち「楽しいよー!簡単!にー!」
さちがヒラヒラと、スカートを揺らしながら一回転する。簡単…本当なのか?
史子おばあちゃん「今日は渚にもちょいと手伝ってもらう、いいのう?」
おばあさんが俺に確認をとる。
渚「俺すか!勿論!」
さちがひとりじゃ何かと心配だ。俺が補助してやらないと。
史子おばあちゃん「じゃあ今日のお仕事は、困っている解職になったおっさんを救う!」
渚「解職…!」
さち「救う!」
おっさんを救えばいいのか、簡単そうだ。でも解職…救えるのか?
史子おばあちゃん「さ、行きなさい!場所はワシが旗を立てておる、近いから見たらわかる、ビルの屋上じゃ!」
さち「えへっじゃあいってきまーす!」
史子おばあちゃん「やっぱりやめとくべきかしら、おっさん…さちお待ち!」
ビュン!
渚「えっ!?」
さちが瞬時に姿を消した。
史子おばあちゃん「もう、いない」
史子「渚!今すぐ尾行してもらえない?危険があった時のために。」
渚「さちのためなら当然ですよ!」
渚は裏から尾行していく
さちは、大きな白羽を広げ空を飛び、史子おばあちゃんに教えてもらった場所に行く
さち「ここかなー?」
そこは、とある会社の屋上だった。旗がたっている。ここで間違いはない。中年おっさん、が困ってるみたいだ、顔を下に向け、ベンチに座り込んでいる
おっさん「はぁーーー!くそ!社会は最悪だ!ひでぇ!彼女もできねぇ!あぁ!」
(俺は茂。45歳。仕事で、間違えて重要なデータを消したり、ミスを連発して、会社をついに解職になった。いつも退けられ、孤独で…辛い日々だった。)
さち「あの人かなー?話しかけてみよ!」
さちは一切警戒をせず近づく
さち「あっいけない!羽隠さないと」
さちは羽を隠し、近づく
さち「お兄さん、どうしたの?」
おっさんに対してお兄さんと話しかける。遅れて渚も到着した。史子おばあさんの背中に乗ってビルの屋上へ
おっさん「お兄さん?は?なんだ、バカにしたいのかよ、ちっ、小娘が、解職になって落ち込んでるんだよ!上司に解職にされちまった!」
おっさんがベンチを拳で殴りつける。
さち「解職?そっか、それは大変だったね!でもだいじょーぶだよ!私に任せて!」
さちが、ウインクする、可愛げな表情だ。
おっさん「どうにかって、なんで、こんなおっさんのために…俺なんか気にするな泣」
さち「気にするの、お兄さんが大事だから!」
おっさん「えっ、」
渚「えっ!…」
史子「しっ!」
俺が無性に叫ぼうとして史子おばあさんに口を塞がれた。なぜかは分からない。だが、反応してしまった。
渚「なんでバレないようにするんですか…」
俺が小声で呟く。
史子おばあちゃん「バレたら面白くないじゃろ…」
話は続く。
さち「だいじょーぶ!お兄さんのこと、絶対助けるからね!あとお兄さんの机ってどこ?」
おっさん「右奥の一番隅の席、俺避けられてたんだ泣、ありがとう。」
みずか「待っててね!解職じゃなくしてあげるね」
おっさん「どうせばかにしたいんだろ?デブだし社会の…なおれを、ま、期待せず待つか笑」
さち「よーし!お兄さん助けるよっ!」
さちは、天使術で透明になり、会社に忍び込む、そして、右奥の隅にある机に向かう。おっさんの机を勝手に探る。
さち「何か解職取り消し紙ないかなぁ〜」
さち「なにこれー」
さちが、おっさんの机から、A4の何かが記載された。プリントをとりだす。
さち「レポートかな?…頑張ってる証だぁ!」
さちは、レポートを持ち、歩き回る
?「あいつやっぱり解職してよかったな」
さち「あの人が上司さんかな?」
さちはトコトコと歩き、上司さんの机におっさんのレポートを置く。
さちは満足気に会社から出る、
上司「なんだこの紙は、ん?レポートだ、」
上司が、レポートを読む。
上司「!?なんて素晴らしいんだ、こんな素晴らしいレポート他にない!誰のやつだ?」
上司「ん?茂、あいつのやつじゃないか!?解職にしたのがバカだった、!即連絡だ!」
さちが戻る
おっさん「ばかばかしい笑」
さち「えへ、待っててね、きっと、もうすぐだから」
さちが、後ろで手を組み待つ
プルルル!プルルル!
電話が鳴る
さち「電話きたよ、出て!」
おっさん「だれだよ、もー」
おっさん「もしもしぃー?なんすかー?」
上司「茂!お前すごいレポート書いてるじゃないか、ぜひこれからもここで働いてくれ!悪かった!」
おっさん「え、え、え!?ホントすか!!まじすか!?つまり解職取り消し?」
上司「もちろんだ!すまなかった!」
おっさん「ありがとうございます泣ほんとに泣」
ピッ
さち「ねー!笑やった!うまくいったよ!お兄さん!えへへっ!」
さちが、自分のことのように飛び跳ね喜ぶ。
おっさん「ほんとに、ありがとう泣助かったよ。泣こんな俺のために泣、すきなんだろ?なぁ、俺が。」
さち「すき?えへへ…みーんなだーいすきだよ!お兄さんもすき!」
さちが、おっさんを一切抵抗なしに抱きしめる。
渚「くっ…!」
史子おばあちゃん「しーっ!」
渚「しーっじゃないわ!」
さち「辛かったんだよね…もうだいじょうぶだよ」
おっさん「ありがとう泣…」
さち「抱きしめるとあったかいでしょ?えへへ」
おっさんが先程の泣き顔を取りやめ、ニヤリと笑う。嫌
な予感がした。
おっさん「良かったら是非、俺の家来いよ、遊ぼう」
さち「いえ…?」
さち「いえ?えっと、何をして?かな…あ!ゲーム一緒にやるの?いーよっ!」
さち「なんのげーむするの?えへっ!お兄さんがすきなやつでいーよ!しりとりとか?」
おっさんがさちの腕をつかむ
さち「いたいよ…どーしたの?」
渚「もう我慢ならねぇ!」
渚がすかさず飛び出す。
渚「まて!何をしようとしてるんだ!この子の善意を踏みにじるな」
おっさん「は?は?」
渚「この子の兄です。近寄らないでください!」
さち「へっ…兄じゃないよ?」
渚「しっ!」
おっさん「いや、そのー」
渚「近寄るな!近寄るなら、わかりますね?警察。呼びますよ?」
おっさん「くそが!」
おっさんが走って逃げる。
渚「さち?無事?」
さち「助けてくれたの?」
渚「当然でしょ?俺の大事な人なんだから」
さちに芽生える感情の正体は!?
ご覧頂き大変感謝しております。宜しければブクマ、リアクション、感想、星を☆☆☆☆☆から★★★★★にして頂けると非常に執筆の励みになりペースが上がるため、よろしくお願い致します。




