14話 恋の芽生え
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渚「居なくなってる...」
お礼を伝えたかったが金髪の美女は姿をくらませていた。
渚「あいつとどんな遊びをしたの?」
さち「...」
さちは何も答えない。答える気もない。
渚「...楽しい遊び?」
質問を変える。
これならどうか。
さち「楽しいお遊びだよ!」
渚「内容は?」
さち「...」
内容は教えてくれないようだ。恐らくしりとりでもしたのかと予測する。
渚「じゃ、寝よっか」
さち「うん!」
僕らは、疲れた体を動かし、ベッドへ戻る。
さち「おやすみ!渚!」
渚「おやすみ!さち!」
さち「あ、まって!寝る前に!」
渚「なに?」
さち「渚が好きな食べ物ってなに?」
渚「んー焼肉かな?」
さち「わかった!」
なんでいきなり好みを?と疑問に抱いた渚。
だが深く気にすることはなかった。
僕らは深い眠りについた。...眩しい太陽の日差しが窓越しに当たる。朝になる。
渚「ふぁーあ」
部屋が日光で明るい、部屋の中は太陽の光で暖かくなっている。
渚「さち?」
さち「グースー」
さちはまだ眠っている。可愛いらしい寝顔である。起こさないで置こうと考えた。
渚「ふぁぁー眠い」
まだ眠さがなくならない。まぶたを擦る。
渚「二度寝するかぁ...」
再び体を寝かせる。
渚「グースー...」
僕は深い眠りに再び入れるはずだったが。
ピピピピーーーー!!!!
「朝だ起きろ。起きなければきゅうりを発射するぞ」
渚「うわぁぁぁぁぁぁ!?」
さち「きゅうり!?いやだぁぁぁぁぁ!?」
僕らの悲鳴がこだまする。
ダダダダ!
さちのお母さん「目覚ましそれいい加減やめたら?」
さちのお母さんが慌てて、走ってきた。もう起きていたようだ。
そういえば昨日...さちのお母さんはずっと寝ていたのだろうか?あんなうるさかったのに?なんて睡眠力だ...と密かに思った。
さち「やだ!今日は起きないとだったもん!」
渚「なんで?休みじゃん」
僕は疑問をぶつける。
さち「渚に朝ごはんつくるの!」
渚「えっ!」
さちの手料理...楽しみなものだ。
さち「よぉーし!頑張るぞ!あれつくるー!」
渚「あれ?」
さち「ひーみつ!」
さちが僕の口に人差し指を当てる。
渚「楽しみにまってる!」
さち「はーいっ!」
さちがちょこまかと走る、転けそうなのは察し通り。
さちのお母さん
「さちの手料理...頑張って食べるのよ...笑」
渚「えぇ?」
さちのお母さんが意味深な発言をする。
数十分後..
ダダダダ!
さちがかけてくる
さち「かんせーい!」
渚「うわっ...!?」
さちが持ってきたのは真っ黒な塊6つ...食べ物には見えない。
さち「なんでしょー!」
渚「んー?」
匂い的に焼肉な気がする。
渚「焼肉?」
さち「せいかーい!食べて!」
渚「う、うん!」
明らかにグロテスクだがさちのことを気遣い頂く。
渚「いただ...きます!」
箸を手に取り焼肉のようなものを頂く。
渚「う、うまい...!」
苦いけど...食べられなくはない?いや...正直に言うとまずい
さち「やったぁ!」
さちが飛び跳ねる、その様子が愛らしくて...ずっと見てたくなる
渚「美味しいよ...!残さず食べる!」
僕は全て...何とか完食した。
渚「ありがとう!」
さち「うん!また作るね!」
渚「うん!」
僕は素直に頷いた。君の笑顔を見るのが...
さち「じゃ!洗ってくるね!にー!」
さちがトレーを持って走る
渚「可愛いな。」
ふとこぼした一言...
さち「えっ...」
渚「あ、ごめん、冗談!」
可愛いはさすがにあまり良くなかったかな?
さち「わー!やったぁ!あのね、男の子から可愛いって言われたの初めてなの!」
その言葉に僕の心は揺らいだ。何故だろう。
さちが飛び跳ねる...!危ない
さち「あっ!」
さらが落ちそうになる、さちが拾おうと体をジャンプさせる
渚「危ないっ!」
僕は走り、反射的にさちを抱えた、皿は片手で受け止めた
さち「はわっ!」
渚「大丈夫?」
僕はさちを見つめる
さち「えへへ、ありがとう!大丈夫だよ!にー!」
さちちゃんがピースする、なんてお気楽なやつだ。
さち「ごめんね!」
さちが僕から皿を受け取る。
渚「大丈夫だよ。気をつけてね。」
僕は恥ずかしさからベッドに戻る。さちは一瞬ボーッと立ち止まり、リビングにトレーを持っていく。
なんだか僕はさちに何か分からないけど何らかの感情を持ち始めている気がした。
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