10話 お泊まり決定
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ピンポーン!
チャイムの音が鳴る、さちのお母さんかお父さんかな?
さち「お母さん!」
さちがかけ出す。
ここの部屋から玄関はかなり近いらしい。すぐ足音が止まった。
ガチャ
さちのお母さん「さちー!帰ったわよ〜!負傷した方があがってるんだって?」
さち「そうなの!お友達!」
渚「お友達……」
何気ない響きに……なんだか胸をうたれる。
さちのお母さん「挨拶がしたいわ!どこにいるの?」
さち「ここだよー!」
ふたりが僕の元に来る
渚「初めまして!お邪魔してます!渚といいます!」
さちのお母さん「えっ!?」
渚「え!」
何か問題がございましたでしょうか!?
さちのお母さん「さーちーー?」
さちのお母さんがさちを軽く睨みつける、なんだろう。
さち「わ!なーに?」
さちのお母さん「ごめんなさいね!渚さん!うちの子が変なことしちゃって……テープ」
渚「あぁ!」
テープか、そりゃビックリするわな
さちのお母さん「すぐ剥がすわ!」
ビシッ
渚「ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ!」
……
渚「はぁ」
全く飛んだ目にあった、助けて貰ってるから文句は言えないが、さちにテープで固定され、
さちのお母さんはまさかの思いっきり引き剥がして腕激痛だし
僕は開放された体を動かし、さちから、ご飯のトレーを頂く、
さち「お母さんがごめんね!」
渚「あぁうん!」
元はと言えばさちのせいなんだけれど、黙っておくことにした。
さち「食べられるかな?あーんする?」
渚「ふぇ!?///いやいやいいよ!」
同い年の女の子からあーんなんて……恥ずかしいし、赤ちゃんじゃないんだから。
渚「ありがとう、あ、ここにいなくてもいいんだよ?好きにして……」
さち「や!私は渚見てる!」
渚「あーわかった……」
さちが真剣な顔で見てくる……なんだか食べずらい、
スタスタスタ
さちのお母さん「さっきはごめんなさいね」
さちのお母さんがこちらに来る
渚「いえいえわざわざご飯までありがとうございます。」
仕方が無いことだ、僕は別に根に持つタイプでも無い。
さちのお母さん「そういえば……暗くなってきたけれどお宅は大丈夫?」
渚「あぁ!」
まずい、また怒られる。
僕はスマホを取りだし父に着信をかける
プルルル
渚「あ、父さん。今日遅くなる。」
父「どうしたんだ?」
渚「怪我してさ、ちょっとお友達のうちに」
父「そうか、それなら仕方ないな。ちょっとそのお友達の親に代われるか?」
渚「うん」
僕はさちのお母さんに事情を説明し、スマホを渡す。
さちのお母さん「もしもし、勝手にごめんなさいね」
父「いえいえむしろわざわざありがとうございます。息子をお願いします。」
お願いします?なんだか重くないか?
さちのお母さん「分かりました。治るまでこちらで」
父「任せました。」
渚「え!?」
勝手に話が進んでいく、僕の意思は?!
ピッ!
電話がきれる
さちのお母さん「ってことでお泊まりになったわ」
渚「えぇ!いいんですか!?」
泊まるなんて……
さち「渚と寝れる!やったー!」
ぴょんぴょん
さちがうさぎみたいに飛び跳ねる
嬉しいけど……
渚「迷惑がかかるし……」
さちのお母さん「気にしなくていいのよ。泊まっていきなさい。もう暗いし、魔物に襲われたら大変でしょ?」
渚「はい……」
言い訳の余地もなかった。
さちとお泊まりどうなるのか!?
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