表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん家!  作者: サン助 箱スキー
4章 鉄製の自転車モドキを作る為に鉄と加工手段を手に入れろ
102/347

サドルは、やっぱり日本製

祝ブックマーク100人突破記念と思ったら99に減っていたOrz

ガンモのモデルになった我が家の愛猫の100話目に載せた写真から2時間後の膝の上でヘソ天の写真付き。


本編は、日本に行かせる前に相撲回です。

ブクマ100個達成記念と思ったら99個に減っていたのですが、総PV5万突破記念と言う事でガンモのモデルの写真!

挿絵(By みてみん)


100話記念の数時間後です。可愛いでしょ。

おつんつんは見事に尻尾で隠してくれてますね、お利口さんです。






 今回作った自転車モドキフレームだけどさ、浮いて移動するんだからスノースクートみたいな形にするのがベストじゃないのか?って思ってスノースクート型を作ったんだ。

スノースクートが分からない人は、オンラインを通じて世界中から集まった無数の画像を検索できる何時ものアレで検索するんだ。


 鬼さん達に普通の人間サイズにスキルで縮んで貰ってサイズを合わせて、大人用6台、子供用7台分のクロモリ鋼製の鉄の棒を使って、フレームとハンドルを叩き伸ばして作った、まさか火を使わずに無理矢理叩いてある程度の楕円形に成形するとか、技術云々の前に鬼さん達の馬鹿力は、やっぱり鬼だな。


「ニノにい、これをどうするんだよ?座る所付いてないじゃん。あれか、変な性癖に目覚めろって事か?」


誰もそんな事は求めてない。カンタ君よ、子供も居るんだぞ、年齢8歳以下のさ。


余計な事を言わせないようにカンタ君の頭を右手で鷲掴みして少し強目に手に力を入れてやった。


「ちょ!ニノにいダメだよ!ダメだよ!」


「カンタ君、ちょっと静かにね。」


優しく声を掛けたら、カンタ君が静かになったので、フレームとハンドル以外をどうするか話さないとね。

カンタ君の頭は離してあげたよ、痛くなる直前くらいに力を込めただけだからね。


「フレームとハンドルを取り付ける部分に使う、水車に使ったベアリングと座る部分のサドルと言う部品は、私の方で用意しますから。皆さんフレームの底部に付ける板を加工して頂きたいんですが。」


そう、底板と言うか、スノースクートってのは雪の上を滑る自転車ぽっいやつね、あれの板の部分は木で作る、壊しても交換しやすいように。

座る所とハンドルを付ける部分、サドルとベアリングは日本製を買ってきて作るつもりだ。色は何色にしようかな。


「皆さん色をどうします?板の色を表と裏、フレーム全体の色なんですが。塗ります?」


どうやら俺は、言ってはいけない事を言ってしまったようだ。


月の色で分けるとか、カラフル月の色をどうやって再現するかとか、自分の名前の色が良いとか……

ヤバい鬼さん達が本気の目をしている。


「この!バカモン共!静かにせんか!争うなら口で争うのでは無く相撲で争えと太古の神より言われ散々伝統として受け継いで来たのではないのか!土俵じゃ!土俵を用意せい!」


キーーーーンって耳が鳴ってる……走る時に口で言う言葉じゃないぞ。耳鳴りだよ。

叫んだのはチャさん、本気で叫んだからだけど、ヤバい森の方まで声が届いてる……


どんだけ声量あるんだよ……


「チャよ!我が義弟(おとうと)よ!よう言うた、よう言うた。漆で良いのだな、出す賞品は漆で良いのだな。我が一族よ出番であるぞ!」


根っこを振り乱し走り寄ってきた最長老……

漆って……てか一族を呼ぶな!


止めようとしたけど遅かった、最長老の後ろに見えてしまった……

足が速いよエントさん達……


「ぐわぁはあはあ……ニノ様、私の樹液使ってくだされ!オーガニック素材ですぞ。」


息を切らして変な声を出すなら、ダッシュしてくんなよってツッコミたいけど、そこは大人の余裕でスルーしてあげよう。


「オーガニックとか無理してハイカラな事を言わなくても天然素材なのは分かってますから、まず息を整えてください。」


このエントさん、漆の木のエントさんなだけど、日本に生えてる漆の木って肌が弱い人が近付くと蕁麻疹(じんましん)みたいなのが出来るんだけど、この漆型エントさんって全く手肌の荒れない優しい漆さんなんだよね。

因みに皆で味噌汁を飲む時に使ってる木製のお椀は、この漆型エントさんの奥さんの樹液を頂いて塗った物だ……

なんで奥さんなんだ?って聞かれたら、だってお爺ちゃんの顔だよ?つまり爺さんの絞り汁じゃん?気分的にどうかなとね……


閑話休題(たしかにね)



 相変わらず土俵を即作り始めた鬼さん達。

毎回のように作って、終わったら整地するんだけど、ちゃんとした屋根付きの土俵とか作ってもいいかも知れない。

でも女衆も鼻息荒く意気込んでいる……

なんか嫌な雰囲気を感じたから。


「それじゃ少し留守にしますけど、私が相撲の結果を見てなくても大丈夫ですか?」


「「「「「「ニノ様!」」」」」」


一斉に睨まれた……


「もちろんニノ様も参加なさいますよね?」


ハクさん、そんな睨まないで……


「主よ、金色の乗り物とは、目立って良いではないですか。」


最長老……黙らっしゃい!


「私が参加したらパン柄ですね、うふふ……」


パン柄ってなんだよ!アンパンか?食パンか?カレーパンか?もしかしてメロンパンなのか?


「オイラだったら何色にしようかな……そうだギンの代わりに銀色とか良いな!」


カンタ君よ、全身缶スプレーで銀色にしてやろうか……


「皆さん、漆に混ぜる顔料とか染料って作るの面倒臭いんですから奇抜な色は止めてください。」


そんな残念そうに、ガーーーンってなるなよ全員さ!罪悪感ハンパねぇだろ!


「とりあえず金と銀は却下です。足りない部分に必要な部品を買いに行くので。ついでに、ある程度顔料も買ってきますから。」


この鬼さん達ってさ……

お祭り騒ぎ大好きだよな……

と言うかこの聖域の皆が好きなのかな?


まあいいや、俺も参加して大人用の1つはガンモ柄、子供用の1つはハルちゃん柄にしてやる。


見てろよガンモ!パパさん頑張るからね!

欠伸すんなよ……ガンモ……。




相撲が好きで何が悪い、とりあえずアレだ猫騙し回が、書きたいんだ!と筆者が読者さんに訴え掛けています。


今回入れたパロディネタ全部分かってくれた人はいるかな?


読んで貰えて感謝です。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ