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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第七章 爆破テロ編
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第89話 みゆVSさとし

 愛利達がテロを起こして騒ぎになっている中、祐也はゆっくりと確実に愛利の背後から接近していた。祐也は愛利の能力の対処方法を父から聞いてそれを実行しようとしていた。祐也は相手の実力を判断するオーラを見て、真っ赤に染まっていた。しかしみゆも同様赤く染まっており、このままだとさとしも危ない状況だと分かった。

 

 さとしは、みゆに吹き飛ばされた勢いで会場の外まで吹き飛んでいた。外には特殊部隊が多数待機しており、突然何かが吹き飛んできて辺は騒然としていた。すると、次々と外で待機している特殊部隊が吹き飛ばされていく。特殊車両なども次々と吹き飛んでいき、大爆発も起こした。この様子も報道ヘリが捉えていて全国に放送されている。


 「何が起きたのでしょうか、会場の外で待機している特殊部隊が次々と吹き飛ばされています。さらに車両なども吹き飛び、爆発して炎上しています。この状況からムタチオンによるものではと思われます。」


 さとしは負傷しながらも立ち上がり、100分の1秒の速度でスロー効果を発動した。自分に向かってくるみゆを見極めて接近時にみゆの足を掴んだ。慣性の法則でさらに吹き飛んだがみゆの様子が変わり、大人しくなった。


 「大人しくしろ、何されてるか分かるか?」


 さとしは、触られたら喜ぶ場所を触り続けた。催眠状態でもこれは変わらないことが分かり、催眠能力の本質が分かった。

 

 「なるほど、操ってるのは物理的なものということか。」


 みゆは無表情で体のいかなる場所を触っても表情を一切変えなかった。しかし、特定の部位だけは、表情は変わらずとも大人しくなるので、催眠の能力は単純に物理的に体を操作するだけで、本質的な自分が操られているわけではないということが分かった。


 「しかし催眠が解けるまでこれをし続けないといけないのか・・・。いやこれもれっきとした戦法の一つ、決して変な事の意味合いで行っている訳では・・・。(何やってんだ俺はこんな状況で・・・)」




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