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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第七章 爆破テロ編
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第81話 目星

 愛利は狙っているグッズの確認をしていた。今回の愛利らの目的はテロ及び、テクノロジーの入手だ。ムタチオン対策グッズは使い方次第では、他のムタチオンへの威嚇にもなる。近年では一般の人も対策グッズを持っている事もあるので、対策グッズに対応するには同じく対策グッズが有効だからだ。

 「私が特に必要としているのが、ムタチオンの能力を一定時間無効化できるガスを手に入れようと思っている。あの装置を奪ってガスの成分を徹底的に調べて、量産するの。」

 

 愛利は科学分野の知識が豊富なため、ある程度分析し、それを再現するだけの知識はあるのだ。

 愛利は具体的にどのようにして実行するのかを2人に話して、トイレに行って、黒いフードに黒いマスクをし、さらにサングラスをしていつでも実行に移せる体制にした。


 その頃祐也と健太は、あらゆるテクノロジーが開発されていることであらゆる憶測をしていた。

 「俺が危惧しているのは、ムタチオンのことばかり考えているが、これは一般人が一般人に向けて使用したらもっと厄介な事になるだろ。ムタチオンに限らず普通の人でも犯罪や、色んな事を企んでいるが、こんなにもグッズが普及してくると、悪用する者も絶対でてくる思うんだ。」

 「たしかに、メディアでも時々その危険性を指摘しているが、今のこの世の中ムタチオンによってある程度の抑制がされているんじゃないかと思う。」

 「確かにな、ムタチオンの力は能力を持たない人にとっては絶望的な力だ。」

 「最近だと一般人がムタチオンと協力して犯罪を行うケースが増えている。一般人からすればムタチオンは脅威だが、その脅威を味方にすることによって、強大な力を得ることができるので、ますます犯罪が多くなってしまう。」

 「M部隊もいるが、やはり全ての事件に対応は出来ないのでどうしても、見逃されてしまう事があるもんだ。」

 「俺たちはムタチオンがいない時代を知らない。今この地球上で生きている全ての人間が、ムタチオンがいない時代を知らないんだ。」

 「本当に信じられないよな。ムタチオンがいない時代があったなんて。」

 「未だにムタチオンに関しての歴史の研究があまり進んでおらず謎に満ちたままなんだ。なぜムタチオンがいる時代といない時代があるのか?しかもそれも1000年という間隔で出現している。つまり前回ムタチオンが繁栄したのは1000年前という事になる。」

 「今度ムタチオンの前回繁栄した1000年前についての歴史を徹底的に調べてみようぜ。」

 「そうだな、単純に1000年前の歴史を調べて、それがムタチオンに結びつく何かがあるかもしれないからな。」


 一方の愛利達はすでに行動をしていた。











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