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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第六章 誘拐編
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第50話 東京都

 5月15日…金曜日になり、学校が終わりさとしは家に戻る。夜になり健太、祐也がさとしの家にきて、みゆの捜索を始めようとしていた。さとしは涼太のパソコンを借りる為に涼太の家に行ってパソコンを借りてきた。さとしはパソコンを開いたがパスワード8桁を入力する必要があった。そのパスワードが分からなかったのだ。さとしは必死に誕生日や電話番号、住所や名前などで試したがどれも違っていた。

 「なんだかんだあいつはセキュリティの達人だ、そんな単純なパスワードじゃないはずだ。」 

 「まずいぞ、なんとかしないとみゆの場所を特定する以前の問題じゃないか。」

 さとしは健太や祐也に自分ならパスワードは何にするかを聞いてみた。

 「俺なら自分の誕生日にするな。」

 「俺は家と携帯の番号を組み替えた番号にしてる。」

 「涼太がしそうな、番号は必ずしも数字とは限らない。」

 さとしは涼太が今まで発言してきた内容を細かく思い出してみた。

 「M研メンバーの頭文字、誕生日…違う。聖書の数字…違うな。」

 パスワードを5回以上間違えた為、パスワードのヒントが出てきた。ヒントにはフェルマーの最終定理と書いてあった。さとしは健太と祐也と一緒にフェルマーの最終定理に関連した数字をくまなく探した。そして答えが見つかった。

 「涼太の彼女の誕生日だ。」

 「本当かよ?」

 「間違いない。」

 さとしは何故か涼太の彼女の連絡先を持っていた。さとしは涼太の彼女に誕生日を聞いた。

 「1月67日だよ笑。」

 「ふざけてないで、一刻を争うんだ。」

 「だから1月67日だよ。」

 「そうか!分かったぞありがとう。」

 さとしはロックを解除できた。GPSで特定するソフトを開いてみゆの場所を特定した。

 「まじかよ。」

 みゆのヘアピンのGPSが示す場所は東京都だった。

 「今すぐ東京へ向かうぞ。」

 さとしはちえこを呼んだ。

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