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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第六章 誘拐編
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第49話 捜索

 朝になり、さとしは学校へ行った。早速ホームルームで担任がみゆが行方不明になったと説明する。昨日の夕方から連絡が付かず、それきりでなんの音沙汰もない。皆は心配していた。何か事件に巻き込まれたのではないか、誰かに連れ去られてしまったのかといろんな憶測が飛び交っている。そんな中、さとしと健太は、明日は金曜で明後日は土曜であるため、金曜に三重の祐也にも来てもらい、休みの間はさとしの家で2人とも泊まり込みで捜索を始めることにした。

 「とりあえず、明日の夜中くらいに祐也も来るそうだ。金曜の夜に集まってみゆを探さないと。」

 「たしかみゆはいつも欠かさずしてるヘアピンがあったよな。」

 「あれはGPS発信機になってる。みゆの了承を得て俺が付けるように言った。万が一って時に役に立つからな。でもあれは涼太のパソコンからじゃないと調べられないから、涼太のパソコンを借りてくる必要がある。」

 「今は涼太は来れない状況だからな。」

 さとしは、みゆにGPSが内蔵されている特殊なヘアピンを涼太に作ってもらって、それをみゆに常時付けているように言ってあるのだ。さとしは腕時計にGPSが付いていて、健太の腕時計にも付いている。涼太にはなんと自分の歯を改造してその歯がGPSになっている。涼太が作ったので、涼太のパソコンではないと、場所を特定する事は出来ないことになっている。M研メンバーは祐也も含めて体のどこかにGPSが備え付けられている。

 「ついでに涼太もどこで入院しているかも調べてみればどうだ。」

 「だな、いつかは涼太のいる所に行くことになるかもしれんからな。」

 二人は明日の夜から祐也と合流し、みゆの捜索を始めることにした。

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