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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第五章 ゴールデンウィーク編
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第38話 精神病棟

 2015年5月3日…大型連休の2日目となり、先日から急変した涼太に心配となった親はセラピストを呼んで涼太の様子を見てもらった。涼太はセラピストが何を質問しても全く答える様子はなかった。セラピストが精神科を紹介し、セラピストでもどうにもならないほどの重症だったのだ。検査結果によると、妄想性の症状が出ていて人に危害が及ぼすそれがあるので、涼太は精神病棟に入れられることになってしまった。涼太は拘束部屋に入れられてベットに貼り付けられてしまった。涼太は暴れだすが拘束されていて、どうにもならなかった。この事はすぐにさとしらに連絡がいって、さとしらは驚いている。

 「何やってんだあいつは。」

 「これじゃ研究が。」

 「あいつどうしちまったんだ。」

 祐也もこの事を聞いて引いてしまっていた。学校側もこうなるとどうしようも無い為、涼太の症状が改善されるのを祈るしかない。医師によればしばらく最低でも半年は様子を見る必要があり、当分拘束された生活はやむを得ないと言われた。涼太の母親は泣いていた。直接面会は5分と決められていて、母親は様子を見に行ったが、涼太は母親に助けるよう求めたが母親もどうすることもできなかった。

 「俺はどこもおかしくない、俺はムタチオンの研究をしないといけないんだ。直ちに解放するんだ。こんな所に居る場合ではない。」

 精神病棟は長野県の人里離れた場所でここには100人ほどの患者が入院している。涼太は必死に自分のやっている研究内容を看護師に説明したが、それも妄想と判断され全く聞く様子はなかった。さとしらも流石に呆れてしまって涼太のことはしばらく考えないようにした。

 昼になり、さとしは祐也の家に行くためバスに乗って祐也の家に行くことにした。祐也の家にはコンピューターがたくさんあり、なんと人工衛星も管理しているのだ。M部隊の高層部までくるとその権利も与えられるのだ。さとしはこれは謎を解明する為に大きな前進をしたと確信した。一般には知らされていない特殊なテクノロジーも紹介するという。

 さとしらはバスに乗り家に向かった。バスは普通の路線バスで多くの人が利用している。さとしと祐也は一番後ろに乗り、ためしに祐也の能力を見せてもらった。さとしらの前には10人の客が乗っている。祐也は順番にオーラを見ていって実力を判定していた。一般的なオーラは白色で、自衛隊や軍隊などは青か緑に見えて、ムタチオンクラスになるとオーラの色は赤になったりする。それ以上は滅多にないが銀や金色がある。これまでに銀色以上を見たのは自分の父親の第3支部の高層部の里山健司だけだ。里山健司は身長がなんと200cmもあり、筋肉も相当あって、素の状態でもかなり強いそうだ。そして当然ムタチオンである。祐也曰く金色とかは本部の最高層部や、統括最高層部くらいだという。

 祐也は前にいる客たちのオーラを見ていると、一番前の出入り口付近の席の人を見ると祐也の表情が変わった。それに気付いたさとしは祐也に聞く。

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