↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第四章 修学旅行編
PR
27/274

第27話 2日目

 修学旅行の2日目は、京都の各名所に行った。移動手段は同じく新幹線で、席順は始めの席と同じなので、さとしの横には恵美がいた。恵美は相変わらずあの時の返事を聞いてくる。当然さとしはまだ考えていると言うが、さとしが考えた究極の解決方法があるので、余裕でいた。その解決方法は、さとしには東京にムタチオンの親戚がいて、その親戚は新庄たかしで、たかしは20歳で東京大学に通っている。たかしの能力は1週間分の記憶を操作できる能力で、この能力はかなり危険なので、たかし自身もあまり使用したことはないという。3日目以降は東京に行くので、さとしはたかしと話し合い、恵美との出来事の部分を無かったことにしてもらうつもりだ。なんとも都合のいい能力だ。ただし、1週間以内の記憶である必要があるため、出来るだけ時間は経たない方がいい。さとしは既にたかしと連絡はしていて、段取りをとっている。

 清水寺周辺では、多くの修学旅行生がいた。さとしは能力を発動して他の学校の女子たちを眺めていた。普通の人から見れば一瞬しか見てはいないが、さとしは1万分の1秒の長さで見ることが出来るので、皆が言う一瞬をさとしは100秒の長さで見ることが出来る。一瞬は0.01秒の瞬きを1回する長さを一瞬と言うので、さとしは1万分の1秒でそれを見るので、0.01秒を100秒の長さで見ることができる。それに気付いたみゆはLINEでさとしを怒った。さとしは素直に謝った。みゆはLINEで都合のいい能力はどっちだよと言っていた。さとしもこの年の男なのでそういった所はあるようだ。

 このあと、グループで映画村に行った。さとしと健太と涼太で、みゆと恵美ともう一人仲のいい友達とで、いろんな場所を回っていた。みゆらは、お化け屋敷に行った。さっそくお化けが出てきて、一目散にみゆは逃げ出した。みゆは相当な怖がりでこういう系は無理なようだ。出てきて泣いているみゆを恵美は励ましている。

 数分して、さとしらのグループもお化け屋敷に行った。さとしはスロー効果を発動して、お化け屋敷を進んだ。スロー効果を発動している時はさとしだけがスローモーションに見えるため、さとし自身がスローになる事はないので、周りからみたらさとしは物凄い速さで動いているように見える。健太と涼太は能力を発動しているさとしを見て、反則だと言っていた。スロー効果を使えば何も驚かないからである。健太は身体能力を活かして脅かしている人たちを匠にかわして行く。涼太は得意の計算で、脅かしてくる人にはある一定の間隔があると導き出して、次いつ出てくるかを予測しながら、進んだ。まったく冷静な3人に、おばけ役の人もお手上げだった。

 夜になり、ホテルに泊まり、昨日出来なかったさとしの部屋にみゆが行くということを実行した。今回は健太も集まり、M研のメンバーが揃った。各自のムタチオンの研究を話し合っていた。涼太は新潟で何か変化はないかネットで調べていて、健太はムタチオンの能力の分析を行い、対応する方法を編み出していた。健太はナイフの達人なので、いつも小型ナイフを2本隠し持っている。これは護身用でムタチオン対策にも使われる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。