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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第179話 海水浴

 2015年8月18日 柏崎の海水浴場にさとしとみゆは行く予定だ。どうせなら大勢で行こうとのことでみゆは友達の七瀬恵美を連れてきた。富山大学にいるみゆの知り合いの宮本ちえこも行くことになった。さとしは健太と祐也を誘ったが二人ともその時は用事があり行けないそうだ。結局さとし、みゆ、恵美、ちえこの4人になったがさとし以外全員女子であった。


 「あれ、俺以外全員女子じゃないか。」


 それに恵美は修学旅行で一度さとしに告白しているが、たかしの記憶操作で誤魔化しているのでさとしの正体は気付かれていない。


 「大丈夫かな。」


 みゆもすっかりその事は忘れていたが細かいことは気にしないことにした。


 「あら、確か使徒佐くんだよね。」

 「あ、はい、使徒佐さとしです。」

 「もう、もっとテンション上げていこう!」


 「久しぶりねさとしくん。」

 「宮本さんお久しぶりです。あの時はありがとうございます。」


 「さて、皆でいこう!」


 4人はバスに乗り海水浴場に行った。


 ちょうどシーズンであり物凄い人数の人がいた。広大なビーチであり恵美とみゆはすぐに泳ぎだした。恵美が遠くにいるタイミングでちえこは早速さとしと話を始めた。


 「M部隊の間で結構噂になってるようだね。」

 「中層部の吉川さんと共に行動したからな、吉川さんには何とか上手く情報操作をしてもらってるが、高層部の人間がうちの同級生の父親というのもあり、かなりグレーな線で活動している。いくら父親でも全てがバレてしまったらどうなるか。」


 「なら思い切って第3支部を味方に付けたらどうかな?」

 「味方に?」

 「あえて自分がムタチオンであると名乗って、M部隊と協力をするの。」

 「うーん、手としてはありかもしれんが。」

 「私もムタチオンの研究をしているから、M部隊の研究部と繋がりがあって、話を付けようと思えばできるわ。」

 「なるほど、考えておく。」


 「さとしー何やってんのこっち来てよー」


 「あー今いく」


 こうして4人は海を満喫した。

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