第178話 伝説
さとしはパラレルワールドと数々の伝説は繋がっているとする説を出した。例えばある山に登山に行ったものは誰一人と帰ってくる事が無かったという都市伝説がある。捜索をしに行った人すらも誰一人として帰ってこないという。さとしはこれらの原因は自身が体験したタイムワープとの関連を想定した。現実的には困難な環境で自力で帰る事ができないような状況になっている地形等と考えられるがそれなら捜索隊のヘリも消えてしまうのは説明ができない。ましてや衛星からの画像も取得できないという不可解な山が存在している。これらはあまりにも非現実的で公にはされず、噂だけが流れ続けている。こうした都市伝説となっているものは世の中に無数に存在しており、さとしは都市伝説にも必ず理由がありきっかけがそこにあるはずだと。
「数ある都市伝説は基本的に、当時の技術や知識では追い付かない現象例えば夜空が突如として明るくなり物凄い閃光が走るという現象。これは普通に隕石が爆発したり、火球による発光、もしくは遠くの恒星が超新星爆発を起こしたなどが考えられるが、古代人にそこまで原因を特定できるだけの技術がない。現代では人工衛星などの観測網があるからそのような原因を突き止める事ができるが、古代人からすれば超常現象だ。」
「つまり今謎とされている未確認飛行物体や、謎の現象も必ず原因がありそれらは科学的に説明はできる事であるという事だな。」
「そうだ、世の中の現象は全て物理現象で必ず原因が存在する。未確認飛行物体は多くが謎であるが、現代の科学力では解明できていない。それは「まだ」出来ていないだけだ。いずれもっと発達すれば、UFOや謎の消失現象も説明できる時が来るはずだ。俺らにはまだそれらを特定するだけの知識もなければ想像力もない。ポアンカレやフェルマーの最終定理が証明されたように、想像力や発想が求められる問いは常に人類を悩まされてきた。」
「ポアンカレ予想は結果的に証明された事になってるようだが、宇宙が本当に複数の組み合わせで成り立っているという物理的な視点では解明された訳ではないからな。」
「そうだ、あれは原理的な方法が正しいと認められたんだ。実際は見ないと分からないから。」
「リーマン予想はまだ証明されてないのだろう?」
「素数の謎が解明されたら世界は大きく変わるだろうな。」
二人は話で盛り上がりいつの間にか夕方になったので一旦解散した。明日はみゆと海に行く日だ。




