↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
PR
180/274

第180話 盗難

 さとしらは海水浴をした後近くの民宿に泊まった。ここでは観光客なども多くの人が利用している。みゆ達は先に風呂に入りさとしは荷物の見張り役として一人部屋に残った。さとしは祐也と通話して近状報告をしていた。祐也の情報によれば最近M部隊の第3支部で動きがあるそうで何か大きな事件か何かが動いている可能性を示唆していた。


 祐也の父親の健司は第3支部の高層部だが当然重要な機密情報は祐也に言うはずもないし、徹底した情報管理にはさすがの祐也でもどうしようもない。ただネット上では何かしら動きを見せているとの情報が流れており、M部隊の裏サイトでそれらが語られていた。裏サイトは文字通りM部隊に関する情報や活動内容などが不特定多数が憶測により情報を交換しているが、信憑性はかなり低いと言ってもいい。しかし気になる記事があり、M部隊にはスパイ活動も行っているとの噂もあり、巨大な組織や、大きな犯罪等に関与しているとの話が浮上していた。ここ最近日本へ武器の密輸で多くが捕らえられているニュースが多くて何か関係している可能性があったのだ。しかしその記事もろとも削除されてしまっており、M部隊に関連するワードが全て管理局によって削除された。


 「削除されてもそれはよくあることじゃないのか?」


 「そうだ、決して珍しい話ではない。M部隊のサーバー管理局が時には関連する記事を削除する事がある。それは誤解を生んだり事実とは異なる情報で鵜呑みにする一般人が出たりするからという理由で消すことがある。だけどそれだけどは限らないと思うんだ。」


 「まあ確率的に本当の話がある可能性もゼロではないからな。」


 「それで今回の削除は密輸と関連している記事の事だが、確かに最近密輸の話題をよく耳にするが、意外とどこでも起きている事だしこじつければ何にでも言えるが、俺の父親が最近ずっと帰らない事が続いているから少なくとも何か重要な仕事をしている事は考えられる。」


 「この前の爆破テロ事件で祐也の父さんは1週間も家に帰らなかったんだろ?」


 「そうだ、重大な事件や何かが起きたら基本的に緊急体制に入るから家に戻れなくなるんだ。何も無ければ通常通り時間に帰ってくる。」


 「現在も家に帰らない状態が続いてるんだな。」


 「恐らく何か起きてる事が考えられる。」


 1時間ほど電話してみゆ達は戻ってきた。さとしはそのまま浴場へと向かった。


 30分ほどしてさとしは戻ってきた。するとみゆ達の表情が暗くなっていた。


 「ん、何かあったのか?」


 「さとし、正直に答えてよね。私の下着盗んだよね?」


 さとしは何が起きたのか分からなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。