第167話 謎の遺跡の調査
先日エディンらが紹介してくれた謎の遺跡をさとしは一人で調べる事にした。自作の自転車でそこへ向かった。3時間ほどで遺跡についた。その遺跡はマヤのピラミッドに似ていてとても精巧にできていた。
さとしは中に入っていくすると足元が少し沈んだ。次の瞬間天井から矢が1本飛んできた。さとしはスロー効果を発動しその矢を避けた。間一髪だった。
「こんな罠が仕掛けられているとは、なかなかの技術だな。」
さとしは更に中へと進んでいく。すると一つの大きな扉にたどり着いた。エディン達は危険だと判断しているので中には入ってないのでこの先は誰も知らない事になる。その扉は当然押しても開くわけがなかった。さとしは強引な手段にでた。スロー状態10分の1を発動し扉を破壊した。扉は石で作られているのですぐに割れた。ちなみにスロー状態10分の1のエネルギーは1tにも及ぶ。これは一人の人間が数m吹き飛ぶほどの威力だ。
中に入るとそこには時代別の硬貨が置かれていた。それも現代にまでおよぶ世界中の硬貨や紙幣だった。さとしは驚愕した。明らかに現代のドル札も置かれてあったのだ。
「やはりこの建造物を建築したのは現代かそれ以上の時代の人物。または設計者。つまり1万年前にタイムスリップした人物がいるという事になる。」
これほどの物があるにも関わらず歴史には一切記述が無いため誰にも知られることなくこの遺跡は消失した事になる。たださとしは疑問が一つあった。
「いくらなんでも5000年後にこれが自然消滅するか?」
世界中の遺跡は数千年あるいは何万年も前に建てられた物が多い。特に石造りの建造物は木造の10倍以上の耐久性能を持っている。はるか昔の建造物が現代にまで残っているのはその為だ。ちなみに現代の建造物が消失したとしても、古代に作られた建造物はまだまだ残り続けるとの見解がされている。万里の長城やラッシュモア山の彫刻された大統領の顔、エジプトのピラミッド数万年は持ちこたえるだろうと言われている。現にこの遺跡は5000年経っているがそれでも全く劣化している部分が見受けられない。さとしは仕事が一つ増えたと判断した。
「現代に戻ったらこの場所に行ってみる必要があるな。」
さとしは新たな研究対象が出来たと判断しこの内容をメモして、現代に戻ってM研メンバー全員でこの場所に行くことにした。




