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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第166話 武力拡大

さとしはこの時代は武力による衝突がありふれているので、自分らの武力を拡大する事を考えた。再び同様の衝突があれば破滅の恐れがあるため、さとしは武器を量産する事にした。現代的な武器をあまり多く作れば歴史に影響しかねないので、あえて原始的な武器を量産した。材料はたくさんあるので武器の製造班を編成し、量産をした。そして襲撃や災害があった場合のシェルターや対応マニュアルを作成した。今後未曾有の事件や事故が起きた場合に対応する為だ。的確な対応に皆は関心していた。

 「お主は一体何者じゃ、我々には不可能な事を難なくこなしていく。」

 「俺は普通の人間ですよ。」


 エディンとさとしは現代について語りあっていた。

 「現代はムタチオンによる犯罪が多くて、それに対応する組織までできてる。俺は普通の高校生なんだが、時々活動していると事件に巻き込まれる事がある。なんどか学校に見つかりそうになっているがそろそろ隠しきれないほどにまで事態が悪化している。なのでM研メンバーでいっそのこと独立しようかと考えている。」

 「そこまで考えているのだな。」

 「そうさ、涼太は精神病棟にいるが退院の見込みはない。拘束されてるみたいだから当分退院はできないと思う。だけど俺はこのままだとまずい予感がするんだ。」

 「何か大きな事件でも起こるかもしれないのか。」

 「そうなんだ。ずっと研究し続けていると、ムタチオンには大きな力を持ったグループが存在している。そのグループが動き出した時、世界を巻き込む大きな事件に発展する可能性もある。だからなんとしても涼太を助け出さないといけない。」

 「お主、それは力ずくという意味では?」

 「やむを得ないかもしれんが、もし涼太を助けだしたらもう俺たちはいろんな機関に目をつけられるだろう。M部隊が完全に目を付ければ学校どころか家にもいられなくなる。普通の生活ができなくなるだろう。」

 

 さとしは今後の世界について危惧していたのだ。

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