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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第165話 過去と未来

さとしはエディンにタイムスリップした現代の懐中電灯の話をした。するとエディンが信じられない物を取り出した。厳重に保管してある物だったがそれはどうみてもiPhoneだった。さとしは目を疑った。

 「これは、iPhoneじゃないか。」


 エディンはさとしが懐中電灯を拾った場所と同じ場所からiPhoneを拾ったそうだ。それもさとしがこの時代にくる1年前の話だった。しかもそのiPhoneは8のシリーズで、さとしのいる時代ではまだ発売されていない物だった。さとしは2015年から来ている。2015年現在iPhoneは6まで出ているが8はまだ出ていない。明らかにさとしがいた2015年より先の時代のものだった。さとしはiPhoneを詳しく見るとスペックや機能が明らかにまだ発売されてないものだった。さとしは衝撃を受けた。つまりこれは2015年以降の未来で妙高山に登山している者がiPhoneを落としたことになる。多くの天文学者がワームホールの存在を仮定しているが、本当にそのようなものがあるという事になる。


 「懐中電灯、そして俺自身、iPhone、これは偶然とは言えない。あの場所は現代の妙高山と繋がっているワームホールのような状態が出来ている。つまり逆にこっちの物が向こうの時代に行ってる可能性も否定はできないが、向こうからこっちに来れるなら、こっちからも向こうに行けるはずだ。」


 「わしも驚いた。このような機械みたいな物がお主も持っておる。それを見てわしは確信したんじゃ。お主は未来から来たと。」


 さとしはこの話はエディンと二人だけの話にした。










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