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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第159話 現代レベル以上

 エディンが発見した謎の遺跡はどの記録にも無い全く見たことともない遺跡だった。その遺跡はマヤ遺跡にも似ているが、刻まれている壁画を見るとかなり技術の発達した文明だった事が分かる。さとしはくまなく調べると目を疑うような壁画がたくさん出てきたのだ。さとしがこの時代にきてシュメール人の為に開発した装置と似ている物がこの壁画に記されていたのだ。

 「これは明らかに投石器の絵、それに銃器のような物まで描かれている。」

 「お主が開発した物が既にここでは使われていたのだ。」

 「俺が最初じゃなかったという事か。」


 その後のくまなく調べていくと徐々に遺跡の正確な年代が分かってきた。明らかにコンクリートと思われる物もあり、それが風化したと思われる痕跡もあった。

 「恐らく推定5000年は経過している。」

 

 この遺跡はさらに5000年前のものだった。紀元前3800年の当時より5000年も更に前の話であるので、紀元前8800年の頃の話である。これはエジプトやインカ、インダスよりもまだ古い時代でさとしの現代からでは1万年以上前の話になる。


 「1万年前、日本で言えば縄文時代。そんな頃にすでに現代に匹敵するレベルの技術を持っていただと。」


 さとしはスマホのカメラで遺跡の写真を撮った。

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