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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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152/274

第152話 民主主義の誕生

 さとしは本格的に国を作り上げる為に、エディンを王とした、右大臣、左大臣、農林大臣、水産大臣など日本のような政界を作り上げた。各分野を統括する代表者は多数決で決める事にして、3分の2以上の挙手で決定する。

 そして少女を生贄にする制度は廃止され、ラリサを含む今までに生贄として別の自治区に流していた女性らも全員戻ってきた。女性たちは生まれ変わったシュメール国に感激していた。

 「すまなかった。これまで皆を生贄と称し、別の村へ追いやっていた。だがこうするしかなかったんだ。でも今は違う。もう敵はおらん。安心して過ごしてくれ。」


 エディンは生贄制度の完全廃止を宣言し、子供も女性も安心して暮らせる国を作ろうとした。そしてさとしは現代の経済システムと同じように、硬貨による物の交換、それぞれの硬貨の価値、職業を決め、決められた時間労働し、奴隷などせずに皆平等に分け与えられるように金銭のルートを確保した。そして法律も作り、現代で言う警察や、消防、そして病院なども設立し、既ににこの時代では最も技術や経済が進んでいる国となった。さとしはこのシステムを後世に伝えるように粘土板や石碑に記すように、現代まで残るように今の時代の事を記録させた。これによりメソポタミア文明は最も進んだ文明となった。

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