第151話 予想していた
さとしとエディンはウバイド自治区に向かっている中、ウバイド人らも既に行動を移そうとしていた。
「このままだと我々ウバイド自治区は消滅する。今までセム族らに取引をしていたが先日取引は取り消しになり、戦争となった。」
「もう我々に力は無い。他の自治区に助けてもらうしか。」
「そんなこと出来るわけないだろ。」
「だがそうでもしないと、我々だけではもうやりくりが出来ない。」
「強硬手段も使う術がない。」
「一体どうすれば。」
ウバイド人らは今後の自分たちを話し合っている時に、さとしらがウバイド自治区に到着した。ウバイド人らは警戒をして槍を向けてきたがさとしがすぐに説得する。そしてセム族とシュメール人が戦争して、セム族は落ちた事を報告した。
「あのセム族を落とした?」
「信じられん、ここらでは一番力を持っている部族なのに。」
「皆さんに提案があります。」
「なんだね。」
「シュメール都市国家に来てくれないか。」
「!?」
ウバイド人らは同様を隠せないでいた。何しろ都市国家であるシュメール自治区と合併するという話だったからだ。
「この辺の自治区は全部シュメール都市国家と統合させようと思ってる。そして最終的には一つの国を作ろうと思っている。」
「なぜ我々なんかの為に。」
「私たちは同じ境遇の持ち主です。互いに争いなんか無益、何も生まない。そうではなく、皆で協力して安定した環境を築こうではないか。」
ウバイド人らは、さとしが決定した事に同意した。お互い協力し合い助け合って生活をする。初めて民主主義が誕生した瞬間でもあった。




