第145話 シュメール人の行方
「未来から来ただと?」
「そうだ。」
「ならば我々セム族の未来を教えてもらおうか。」
「いいだろう、今教えてもお前が直接関わっていることではないから歴史に影響はない。」
「どういう意味だそれは。」
「セム族はシュメール人を滅ぼす。だがそれはお前ではない違う世代のセム族だからだ。」
セムは半信半疑でさとしに劣化させた棒を投げつけた。さとしは素で避けた。
「歴史書によればシュメール人のセム族による侵略は紀元前1983年の話だ。それは今から1800年後の話でありお前は当然生きてるはずはない。逆に言えば今シュメール人は滅びない、つまりお前はシュメール人を落とせなかったという結果が出てるんだ。」
「何かと言えば貴様に都合のいい話なだけではないか。」
聞く耳を持たないセムは大技を発動した。両手を大きく広げた。
「これを使えば広範囲を一瞬で劣化させることができる。遠くにいる貴様の仲間たちも地面ごと劣化させてやる。」
さとしは500分の1秒のスロー状態でジャンプした。セムが大型劣化を発動する直前にさとしは着地し、スロー状態を解除しエネルギーに変えた。その瞬間猛烈な衝撃が発生し、地震や地割れやクレーターが出来た。激しい衝撃波で周辺にある木々がなぎ倒された。そしてセムも勢いよく吹き飛び100m以上も吹き飛んでいった。さとしがいる場所には直径10mのクレーターが形成され、大きな地割れにセムは落ちていって姿は見えなくなった。




