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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第143話 セムVSさとし

さとしの力を見て辺りは騒然としていた。誰もがその状況に声も出なくなり、現場は静まり返った。

 「アヌンナキ様、何という力をお持ちで。」

 「凄い、さすがアヌンナキ様。」


 シュメール人らはさとしを更に称えた。


 この状況を見たセムも驚いた。


 「まさかあんな小僧がこれほどの力を持っているとはな。だが俺の方が上回っている、勝ったつもりでいるなよ若僧が。」


 セムはついにさとしの方に向かって来た。さとしもセムの方に向かい両者歩いて近付いた。


 「貴様も力を持っているようだな。」

 「あんたこそ超能力者だな。」

 「どうだ、俺と一緒に組まないか。」

 「はあ?」

 「貴様の力と俺の力を合わせれば世界を支配できる。ロイは役立たずだったからな。」

 「生憎だけどあんたとは組まない。」

 「そうか。」

 「あんたじゃ世界なんて支配できない。井の中の蛙とはあんたのことだ。世界にはもっと凄い能力を持ってるムタチオンなんかたくさんいる。あんたくらいじゃ何もできやしないよ。」

 「ムタチオン?何を言ってるんだ。」

 「俺がいた時代ではそう呼んでんだ。生まれながらにして人間離れをした能力を持つ者だ。見た感じあんたの能力は物を劣化させるそうだな。」

 「もし貴様が俺に攻撃をしようとしたら、生身だと手足が無くなってしまうぞ。つまりお前は俺には勝てない触れる事すらできない。」

 さとしは片足を上げて降ろそうと地面に足を着ける瞬間に10分の1秒のスロー効果を発動した。10倍のエネルギーとなり地面に亀裂が生じた。セムは軽く後ろに下がった。


 「貴様はどうやら時間をエネルギーに変えることができるようだな。」

 セムは取り出した連射鉄砲でさとしに向けて連射した。

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