第142話 さとしの全開
セムが指示した200人の兵士がさとしに向かって走ってきた。さとしはゆっくりと黙って200人に向かって歩いていた。それを見ていた治療中のエディンが心配していた。
「おい無茶だ、ラーク手伝いにいけ。」
「了解した。」
「おいまて。」
さとしが振り向いて手伝いはいらないと言った。
「俺に任せてくれ。」
さとしは200人の最前列まで近付いてきた。誰もがセム族の勝利を確信し、セム自信もさとしが殺られるのを予想した。
さとしは直前で大きくジャンプをした。空中にいる時にスロー効果を発動し500分の1秒にまで自分をスローにした。周りから見ると空中で止まっているように見えた。
「なに、空中で止まってやがる。」
「構わん、止まってるなら格好の餌食だ。」
さとしは着地する瞬間にスロー状態を解除した。次の瞬間、爆弾でも落ちたかのような衝撃が起こり、さとしが着地した場所ではクレーターができた。その衝撃で200人が一斉に50m以上も吹き飛んでいった。さとしが着地した場所には直径5mのクレーターが形成された。
さとしは着地した瞬間に生じるエネルギーを自分を500分の1秒にすることで、それを一気に解除して通常の着地エネルギーの500倍のエネルギーに変換させた。つまり30tの爆弾が爆発したのと同じエネルギーだった。
後列にいた兵士も飛んできた石や岩などに衝突して倒れていった。
200人の兵士をわずか数秒で倒した。




