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第140話 全てを劣化させる力
さとしが作った武器の効果によりシュメール側は優勢になってきたので、セムがついに能力を発動した。
「調子に乗るなよ、黙って見ていたが本気で俺たちに勝てると思ってるのか。」
セムは地面に手を着けた。すると目の前に生えている草が枯れ始めて、遂には砂と化してしまったのだ。さらに石や木片なども劣化し、全てが砂となった。セムの手から前方に劣化が進んでいき、石や草や木片や鉄くずなどもあらゆる物体が劣化していった。その劣化がシュメール人の足元にまで到達した。さとしがセムの能力に気付き、皆に避けるように警告した。
「お前ら奴の能力だ、回避しろ。」
走って逃げる者もいれば木や岩に登って逃げようとする者もいたが、登っている木や岩までも劣化していき、登っていた者は一緒に劣化してしまった。そして走った逃げた者にも劣化が追いついて足元から徐々に劣化し始めて体が崩れていった。槍部隊や剣部隊40人が砂となった。
これでシュメール人は25人に対してセム族はまだ8倍の200人もいた。




