第135話 戦法
シュメール人が100人に対して、セム族が300人で人数的にはセム族が優勢だったが、さとしが作った現代の武器の効果により、セム族の兵士は次々と倒れていった。しかしセムは決して慌てずに次なる戦法に移った。
セムは特殊弓部隊を前方に配置し、一度に3本の矢を発射できる特殊な武器である。さらに第2陣がいて、25人が前方に、もう25人が45度に矢を向けている。セムは発射の合図をし、シュメール人に向かって第1陣の特殊弓部隊の弓が50人から一斉に放たれた。一人3本撃てる矢の本数は150本で、シュメール人の藁の盾に次々と刺さっていく。しかし丈夫な藁は形が崩れることなく、盾として機能はしており、矢も傷つけずに盾に刺さるのでそれを抜いて自分らの矢に使うことができた。
さとしはその手に入れた矢で打ち返すように指示した。しかしその間も無く第2陣がすぐに動き出し、前方に75本、45度斜め上に75本の矢が発射された。さとしは後ろにいる剣士部隊にしゃがむように支持した。前方に放たれた矢は藁の盾で防いだが、斜め上に飛ばした矢は、頭上から降り注ぎ15人が間に合わずに頭部や背中に刺さってしまった。
「しまった。」
セム族は活気を取り戻した。セムは次に刀剣部隊100人を出撃させ、一気にシュメール人を倒す作戦にでた。
「向こうは250人でこっちは100人。今15人がやられたから残り85人だ。」
「人数が少ない我々にとって15人減るのは大きい。」
さとしはゼプトに戦闘態勢の指示をし、自分らも剣士部隊30人出撃させた。
「相手の剣士部隊は100人でこっちは30人、圧倒的に不利ではないか。」
「こっちには現代の武器部隊が15人、投石部隊が9人いる。向こうも兵士を大勢前方に出していると飛び道具は飛ばしてこないはず。ここからは肉弾戦となる。俺が教えたフォーメーションを確実に行うんだ。そうすれば1人で3人は倒せるはずだ。」
セム族の刀剣部隊100人VSシュメール人の剣士部隊30人の戦いが始まった。




