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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第122話 文明の力

 セム族の襲撃から3日が経ち、シュメールの人々は再建に取り掛かっていた。さとしはゼプトと今後の話し合いをしていて、セム族の対策を練っていた。

 「恐らくセム族はまた襲撃に来る。」

 「それはわしも思っていた。次に来る前にここを立ち退いた方が良いのではないかと思っておる。」

 「何を言ってるんですか。ここを立ち退いたら我々の生きた証が無くなるではないか。」

 「ではどうすると言うのじゃ。とても我々では歯が立たない。」

 「私がセム族に対抗する方法を教えてあげましょうか。」


 さとしはセム族に対抗するべく、禁断の文明の力を使う事を決心した。


 「(これをすると歴史が変わってしまうが、仕方がない。このままだとシュメール人は滅びてしまう。)」


 さとしは、現代の武器の代表である拳銃や砲弾をここで開発する事にしたのだ。

 まず滑車の原理を利用して重い石を遠くまで飛ばす投石機の開発。弓矢の開発、爆弾の開発をしていった。さとしは原油を発見し、そこから原動を用いた車輪や飛び道具を開発していった。さとしは足跡のC4爆弾を作り、実際に使ってみて、シュメールの人たちは驚愕した。現代の武器を使用する事でセム族に武力で圧倒的な差を付けたのだ。

 

 その後さとしは、投石機、爆弾、原動機付自転車、火縄銃、銃弾、をそれぞれ扱い方と作り方を教えて、誰がするのかを役割分担をしていった。的確な指示でスムーズに進み、やがて規律ある社会性が生まれた。

 シュメール人はわずか数日で数千年分の知識が付いたのだ。

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