↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
PR
119/274

第119話 セム族の襲撃

 「おい、あれはなんだ。」

 「なんてことだ、ゼプトさんに報告を。」


 シュメール自治区についにセム族がやってきた。人数は100人程度、数ではシュメール人の方が倍以上多いが戦闘力が違っている。

 シュメール自治区を統括しているゼプトは、頭が非常によく、さとしの講義を即座に理解し、技術の開発に取り組んでいる。

 シュメール人にはとても大切にされている人物がいて、ラリサという少女で、その美貌は他の女性とは比べ物にならないほどて、神の子と称えられている。

 シュメールの人たちはラリサを建物に隠して戦闘準備をした。


 一方のさとしは、この事態に気付き子供や女性に建物に入るように指示した。


 「あれはセム族だ。歴史によればシュメール人はセム族によって滅ぼされたという説もある。発展途上だというのに、ここで潰されるわけにはいかない。これはやむを得ないな。」


 さとしは、シュメール人を潰されたくなかったので、能力を発動することにした。


 100人ほどのセム族と300人のシュメール人がついに交戦を始めた。一瞬シュメール人が優勢かと思われたが、セム族の圧倒的な武力で次々とシュメール人は倒れていく。


 「くそう、あの飛ぶ槍なんとかできないのか。」

 「我々には石槍しかない。なんだあの鋭い槍は?」


 シュメール人は石を削った石槍と棒しかなく、セム族は鉄を加工した槍や弓などを持っていて、あまりにも分が悪かった。始めは300人いた戦闘員達はわずか10分で250人にまで減ってしまった。それに対してセム族はまだ10人しか倒れていなかった。

 「このままだと全員やられてしまう。」


 さとしはついにセム族に向かって走り出した。それに気付いたセム族は10人でいっせいに弓を放った。しかしスロー効果を発動しているさとしには10本の弓も軽々と避けていく。元々鍛えているのもあって、10人を一気になぎ倒した。それを見てシュメール人は驚く。

 「あのアヌンナキ様はやはり神の使い。あの大勢相手でも引けを取らない。」

 しかし遠くからセムとロイがさとしに気付いていた。

 「一人だけ圧倒的に強い奴がいるな。」

 「我々と同じかも知れんな。」

 「まさか、我々のような力を持つ者が他にもいるというのか。」

 「まあいいさ、あいつらに見せつけてやろう。神に与えられた力をな。」


 セム達はついに、能力を発動したのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。