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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第118話 セム族

 ウバイド自治区から30Kmほど離れた所にセム族が住んでいる地区がある。セム族は近々シュメール人の地区を襲撃して自分たちの領域を拡大する事を企んでいた。セム族の代表であるセムは、右腕のロイと、作戦を練るラルベルトと共に襲撃する段取りを取っていた。


 「ここからおよそ50Kmだ。ウバイド自治区があるユーフラテス川の上流をさらに10Km進んだところにシュメール自治区がある。」

 「余裕だな。奴らはウバイド同様、我々よりも武器も力も少ない。数は向こうのほうが多いが、武力の差がある。」

 「決行は日の出とともに行う。ここから太陽が真上に来る位置までかかるので、日の出とともにすぐに動くとしよう。農民達にも段取りをしておいてくれ、結構は次の日の出だ。」


 セム達はシュメール人を襲撃するのは明日の正午と決めた。よって残り1日である。


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