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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第116話 歴史の分岐

 「俺はまずい事をしているかもしれん。今シュメール人に時間を現す手段を教えて、更に飛び道具や火を速攻で起こす方法まで教えてしまった。」

 「アヌンナキ様、部屋を暖める方法を教えてください。」

 「こらっ、無茶なことを頼むな。」

 「良いですよ、この時代だと電気が無いからエアコンは使えないから、暖炉に煙突を作って暖める方式でいきましょう。」

 

 さとしはまた新たに部屋を暖かくする方法を教えた。

 「普通に火を焚くと一酸化炭素中毒で大変なことにるから煙を外に出す方法を使えばいいが、この時代、煙がたくさん出ていると狼煙と勘違いされる事があるから、煙を火で焼いてかき消す装置も作りましょう。」

 「なんと、煙を火で消す方法があるのかね。」

 「ええそうです。」


 現代の焼却炉では、煙を人工的に生み出した火でかき消すことで、煙の量を減らし環境を考えて設計されている。自然に燃焼している火から出る煙を排出する煙突にファンを取り付け、そこからバーナで火を出して煙を消すが、紀元前ではそのファンを回す動力源となる電気や灯油が無いため、さとしは電気を起こす装置を開発し、さらに灯油の代わりに植物から作り出す油を使い、電気は川を流れる水流を利用した水車により発電をし、見事に現代の焼却炉に近い物を創り出したのだ。


 「この時代では俺はノーベル賞レベルの事をやってるんだろうな・・・」


 現代では当たり前の事をさとしはやっているが、この時代の者からすれば神の技術そのものであった。

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