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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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115/274

第115話 歴史

 「アヌンナキ?」

 さとしはそう呼ばれた。シュメール人たちはさとしを、天から降り来たりし者アヌンナキと総称した。

 さとしは一人で語る。

 「歴史上のあらゆる伝説には必ず理由がある。ノアの方舟、ナチスの地上絵、ピサの斜塔、そして宗教、全てきっかけがあって始まることだ。」


 さとしがアヌンナキと呼ばれた時点で、シュメールの粘土板に刻まれているアヌンナキについて、彼らはアヌンナキを神様と同等に位置付けられており、さとしはほぼ神と同じ扱いをされ、寝床、食卓などあらゆる物をさとしに提供し、人々はさとしを称えた。


 「この内容が歴史に残るもんなら俺はアヌンナキとして残されるのだろうか・・・」


 さとしは今後の未来に影響するのではないかと、現代の様子が気がかりでならなかった。


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