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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第112話 文明の一大ブレークはどこ?

 高度な文明を築き上げたと言われているメソポタミア文明のシュメールの粘土板によれば、車輪がついた乗り物、空飛ぶ飛行機、船、建築技術。これらは古代の技術では有り得ないほどのもので、現代の研究者達も一目を置いている。これは教科書でも乗っている有名なことであるが、さとしが実際に現地に行くと、全くと言っていいほど、大きくかけ離れていたのだ。

 「ウバイド人はシュメール人によって技術を与えられ、文明の一大ブレークを起こしたと言われているが、そのシュメール人がウバイド人よりも技術が衰えてるなんてどういう事だ?」


 紀元前3800年頃に、ウバイド自治区にシュメール人がやってきて、高度な技術を学び、世界的に見ても革命的な出来事であった。この歴史が正しければウバイド人より先にシュメール人の技術が発達していないと説明が付かない。


 さとしはシュメールの族長に何かを見せろと命じられたので、ふと持っていたライターを取り出しそのライターの火を着けてみせた。すると、それを見ていたシュメール人は大騒になった。


 「おい、なんだ今のは?」

 「嘘だろ、火が一瞬で現れた。」

 「お主何者じゃ。」


 さとしはライターを一旦ポケットに閉まって、語りだす。


 「私はこの国を新しくする為にやってきた。君たちが抱えている問題を解消させようと思っている。是非ともお願い申し上げます。」


 さとしはここで決心した。


 「このままだと歴史の内容が変わってしまう。なら俺がその歴史になるようにすればいいんだ。」





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