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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第103話 登山

 2015年8月9日・・・さとしとみゆは妙高山に向かった。

 3日かけて登るので3日分の食料と簡易式のテントと寝袋も持参してきた。季節は夏なので標高が1000m未満の場所だと半袖で十分な気温だ。

 「いくら暑いからって登山するのにスカートってあるかよ。」


 「いいじゃん別に、1000mまでは十分暑いんだもん。それ以上になったらちゃんとズボンにするから。」


 「それはそうだが、もし木の枝とか岩とかに足を打ったりしたら怪我するだろうが。」


 「それはそうだけど、私ムタチオンだから平気だよ。」


 「・・・・」


 「それとも何、私の生足を見て興奮してるの?」


 「何を言ってんだ。」


 「スロー効果を使って私の生足をじっくり見て、脇の中も見てるでしょ。」


 「はっ何で分かるんだ。」


 「さとしのやろうとすることなんて分かるよ。能力をそんな事で使うとか。」


 「お前だって下校する時わざとスカート短くしてるだろ。そして周りの男が寄ってきて構ってくるのを楽しみにしてる。」


 「そんなわけないじゃん。男たちが勝手に寄ってくるだけだよ。」


 「しかも自分は他の女より可愛いと思ってるだろw」


 グキッ


 「うお・・・」


 「男って便利だね、この玉を打てば大人しくなるから。」


 「・・・・」


 しばらく登ると傾斜80度の壁と言っていいほどの物凄い急な斜面の所にきた。

 

 「よし行くぞ。」


 さとしらとみゆは慎重に登っていく。しかしさとしが足を滑らせてしまった。


 「さとしー」


 さとしは100m下の森に落ちていった。





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