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「ムタチオン」  作者: 使徒佐さとし
第八章 紀元前編
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第101話 妙高山

 2015年8月8日・・・さとしはみゆと通話して、妙高市にある標高2454mの妙高山に登る予定を立てていた。

 「元々俺は登山が趣味でな、ある程度の山を上って頂上の写真を撮る事をやってるんだ。ただ標高2000m以上の山を登るのは2回目だ、あまりこんな機会はないと思ってな。」

 標高が2000m級だとしても十分高山病にかかる可能性はあるので入念な準備と、体調管理が必要だ。

 「急ぐ必要はないから、1日に1000mほど登って行く事にしよう。」

 

 一方の健太は部活に励んでいた。相変わらずの身体能力で、同じバスケ部の中でも圧倒的な実力だ。

 「さすが健太。」

 「いやいや、これくらい誰でもできるぞ。」

 

 三重にいる祐也は、これまで自ら遭遇した事件や事故、ムタチオンに関する記事などをまとめて、ムタチオン研究を再開した。


 精神病院に入院している涼太は、相変わらず退院できずにいて、暴力的で危険な為、保護室に移されていて、面会も禁止されている。主治医によれば回復の見込みは今のところなく、ショック療法を使用しようと考えたがまだ未成年というのもあり、手荒な手法は取れずにいた。


 妙高山に登る計画を立てて、一旦落ち着いたさとしは、健太を家に泊めてムタチオンに関する研究内容のまとめをしていた。












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