宝石のようなテレヴィクン、もうどこにも行くな
UEFA チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第8節 アヤックス-ドルトムント アウェー戦 その1
ジグナル・イドゥナ・パルクを埋め尽くす悪魔のシンフォニーが、アヤックスイレブンに圧し掛かる。
前節のスパルタ・プラハ戦を命からがら引き分けたアヤックスにとって、この最終節の勝利こそがリーグフェーズ突破の絶対条件。
しかし、立ちはだかるドルトムントの壁は高い。
ドルトムントの中心に君臨するのは、マンチェスター・ユナイテッドからの巨額オファーが噂される「天才」テレヴィクン。
そしてその脇を、驚異的なスピードを誇るヲトート・ベリーガムが電光石火の速さで駆け抜ける。
アヤックスは前半、引き気味の布陣を敷き、テレヴィクンへのパスルートを遮断する作戦に出た。
しかし、ドイツ・ブンデスリーガでトップクラスの強豪から見れば、今のアヤックスは格下に過ぎない。
前半17分:高速ターンからのシュート
一瞬の隙を突かれた。中盤の網をすり抜けたパスがテレヴィクンへ。
マークにはバースが付いているが、テレヴィクンは半身でパスを受け、ボールを隠す。
ボールを受けるや否や、ワンタッチでターンして、あっという間にバースをかわした。
そして、素早く右足を振り抜いた。
「ガコォオン」
アヤックスにとっては九死に一生を得るクロスバー直撃。しかもボールはゴール裏へ飛んで行き、ゴールキックに逃れられた。
しかし、その後もドルトムントがボールを多く持つ。
テレヴィクン以外でボールを回し、チャンスを狙っているようだ。
テレヴィクン封じに動いている為、対処できない。
そもそもダン以外は個の力で劣っている為、仕掛けられるとチェックに行っても突破されかねない。
前半29分:突き抜けた敏捷性
アヤックスイレブンに迷い、動揺が見え出した所を狙われたか。テレヴィクン向けの、スペースへの速いパスが出た。
見事な反応、鋭い出足でボールへ追いつくテレヴィクン。ビタッと止めず、流すトラップで走るスピードを落とさない。
そのままスピードに乗ったシュートを撃たれる。アヤックスゴールは破られた。0-1。
78000超の楽器達の、爆音のファンファーレ。
「カ、テレヴィクン!永遠にドルトムントで輝いてくれ!」テレヴィクンへの賞賛が飛び交う。
反撃に出たいアヤックスだったが、ドルトムントご自慢の苛烈なゲーゲンプレッシングが牙をむく。
中盤で完全に窒息させられ、前線のダンへボールが全く配給されない。
(ングゥアチュチュが居れば……)
戦力不足を嘆くダンだったが、守備陣は決死の泥臭さで耐え抜いた。先のスパルタ・プラハ戦の激が効いたか。
なんとか一失点の最小得点差のまま、前半のホイッスルを聴く。
ドルトムントホームは約81000収容だったかな、あやふやですけど。アヤックスは3000くらい来てるういんず算です。




